小林桂の代表曲と希少価値の高い7インチアナログレコード徹底ガイド
小林桂の代表曲について解説するコラム
小林桂は日本のシンガーソングライターとして1980年代から活動を続け、多くの人に愛されているアーティストです。彼の楽曲は、叙情的で詩的な歌詞と独特のメロディラインが特徴で、特にレコードでのリリースにこだわったファンも多くいます。本稿では、小林桂の代表曲を中心に、レコードにまつわる情報を交えながら、その魅力を掘り下げていきます。
小林桂とは
小林桂は1959年生まれ。1970年代末から音楽活動を始め、1980年代にシンガーソングライターとしての地位を確立しました。彼の音楽スタイルはフォーク、ポップ、ロックの要素を取り入れつつ、日本語の歌詞に味わい深い情感を織り交ぜる点が評価されています。特に1980年代のアナログレコードの時代にリリースされた作品群は、いまでも中古レコード市場で人気があり、コレクターズアイテムになっています。
小林桂の代表曲とレコード情報
1. 「マーメイド」
「マーメイド」は小林桂の代表曲の一つで、1984年にリリースされたシングルレコード(7インチ)に収録されています。これは彼のアルバム『青の刻』(1984年、東芝EMI)からのシングルカット曲であり、その繊細なメロディと切ない歌詞が当時のリスナーに強く支持されました。
- レコード番号:ETP-9990
- 発売年月:1984年6月
- フォーマット:7インチシングル
- 収録曲:「マーメイド」/「夜の窓」
このシングルレコードは、透明感のある音質とカッティングの繊細さが特徴的で、当時のアナログレコードの良さが色濃く出ています。コアなファンの間ではオリジナル盤が非常に希少で、中古市場での取引価格も高めです。
2. 「夜の道」
1985年に発表された「夜の道」は、しっとりとしたバラード曲で、同年発表のアルバム『月虹』に収録されました。7インチシングルとしてもリリースされ、レコードジャケットには夜空をイメージさせるアートワークが施されています。夜の静けさや孤独感を表現した楽曲としてファンに愛されています。
- レコード番号:ETP-10031
- 発売年月:1985年10月
- フォーマット:7インチシングル
- 収録曲:「夜の道」/「東京ブルース」
このシングルは、音の厚みとヴォーカルの繊細さが表現されており、アナログ特有の温かみが感じられます。現在も中古レコード店で見つけることが可能で、特にオリジナル盤のコンディションが良いものは高値で取引されています。
3. 「息子」
「息子」は、1986年リリースのアルバム『街の灯』に収録されている曲で、こちらもシングルカットされレコードでも発売されました。父親としての思いや家族愛をテーマにした歌詞が多くの共感を呼び、ライブでも定番曲として演奏されることが多い曲です。
- レコード番号:ETP-10078
- 発売年月:1986年5月
- フォーマット:7インチシングル
- 収録曲:「息子」/「夕暮れドライブ」
このシングル盤は、楽曲のもつ暖かさがアナログレコードの音質と相まって非常に心地よい聴き心地です。ちなみにジャケットは、手描きタッチのイラストが特徴で、当時のアートディレクションの一つの好例とされています。
レコードの魅力と小林桂の音楽
小林桂の作品はCDやデジタル配信でも聴けますが、やはりアナログレコードで聴くことでその魅力が際立ちます。特に1980年代の作品は、録音・ミックス方法やマスタリングが当時のアナログ技術を駆使したものであり、温かみのある音像が特徴です。
また、7インチシングルレコードはA面・B面両方の曲を楽しめることはもちろん、ジャケットや盤面のデザインにもアートワークとしての価値があります。小林桂のリリース作品の多くは、どちらかと言えばコアなファン向けに堅実に作られているため、大量生産ではない分、希少性が増し、コレクターの間で大切に扱われています。
まとめ
小林桂の代表曲「マーメイド」、「夜の道」、「息子」は、それぞれリリース当時の7インチシングルレコードで聴くことがおすすめです。これらのレコードは音質の良さはもちろん、ジャケットデザインや盤の状態なども楽しむことができ、当時の音楽文化を感じ取ることができます。中古レコード店やオークションサイトなどで稀に見かけることもありますので、ぜひ手に取って聴いてみてほしい作品群です。
小林桂の繊細で詩的な歌世界は、現代においても色褪せることなく聴き継がれており、アナログレコードという媒体で聴くことでその魅力を一層味わうことができます。今後も彼の代表曲とそのレコードは、多くの音楽ファンによって大切にされ続けることでしょう。


