Nicky Romeroのおすすめレコードを徹底解説|12インチ・プロモ盤の選び方・聴き方・コレクション術

Nicky Romero — おすすめレコードを深掘りするコラム

オランダ出身のプロデューサー/DJ、Nicky Romero(ニッキー・ロメロ)は、メロディックかつエネルギッシュなハウス/エレクトロニック・サウンドで世界的に知られています。自身のレーベル「Protocol Recordings」を通じたリリースや大ヒット・コラボ曲を多数持ち、クラブ・フロアからフェスまで幅広く支持されてきました。本稿では“レコード(主にシングル/12インチ/プロモ盤)”という視点から、集める価値・聴く価値の高いおすすめタイトルと、その選び方・探し方を深堀して紹介します。

代表的なおすすめシングル(買うべきキーレコード)

  • "Toulouse"(Nicky Romero)

    なによりまず押さえておきたい代表曲。シンプルで力強いリフと高揚感のあるビルドで、Nicky Romeroの“らしさ”が詰まった一枚です。クラブのピークタイム向けで、原曲(Original Mix/Extended)を収録した12インチやプロモ盤はコレクターズアイテムにもなり得ます。派生リミックスやラジオエディットの違いを比べて楽しむのもおすすめです。

  • "I Could Be The One"(Avicii vs Nicky Romero)

    世界的なチャートヒットとなったコラボ曲。エモーショナルなボーカルとメロディックなハウス要素が合わさったクロスオーバー・トラックで、クラブプレイだけでなくパーティーやラジオ向けにも強い一枚です。オリジナル盤やプロモ12インチは、ヒット曲のため流通量が多い反面、良コンディションの盤は評価が高い傾向にあります。

  • "Like Home"(Nicky Romero & NERVO)

    NERVOとのコラボ曲で、エネルギッシュかつ親しみやすいボーカル・ラインが特徴。セットの中盤〜後半に入れやすいポップ寄りのダンストラックとして重宝します。12インチには原曲のほかリミックスが収録されていることがあり、目的に合わせて押さえておくと良いです。

  • Protocol Recordings のヴァイナル/サンプラー(Various Artists / Protocol 12")

    Nickyが主宰するProtocolは、同レーベルのサウンドや他アーティストとの関係性を把握するのに最適。レーベル・サンプラーやコンピ収録の12インチは、彼のプロダクションの潮流(メロディックなハウス〜ビッグルーム)を俯瞰できるため、コレクションに加える価値があります。

  • プロモ/ホワイトラベル(DJプロモ盤)

    Nickyのヒット曲はプロモ配布された12インチや白ラベルも多く、DJ向けの特別エディット(エクステンデッド、インスト、アカペラ等)が存在します。コレクター的に掘る価値が高く、実戦で使えるバージョンが見つかることもあります。

各レコードの聴きどころ・選び方(音楽的観点)

  • イントロ/ビルドのバリエーションを確認する
    Nickyのトラックはビルドアップに特徴があるため、クラブで使うならイントロの長さやミックス向けのフェードインの有無を確認。12インチのエクステンデッドはDJミックスに使いやすい場合が多いです。

  • ボーカル入り vs インスト(クラブ用途)
    ボーカル版はフロアでの盛り上がりを作りやすく、インストやアカペラはリミックスやブレンドで重宝します。用途に応じて盤を選ぶと良いでしょう。

  • オリジナルとリミックスの差分
    同一曲でもリミックスによってテイストが大きく変わります。例えばクラシックな“ピーク向け”アレンジか、よりポップでラジオ寄りのアレンジか。レコード購入前に収録バージョンをチェックしてください。

レコード購入時にチェックすべきポイント(コレクター視点)

  • プレス情報とバーコード/カタログ番号
    同タイトルでも複数プレスがあることが多いので、レーベル(Protocol等)、カタログ番号、プレス国を確認。プロモ盤(promo)表記や白ラベルは希少度が高い場合があります。

  • 収録バージョンの確認
    12"に収録されるのは原曲(Original / Extended)、リミックス、インスト、ラジオエディット等さまざま。購入目的(聴く/DJで使う/コレクション)に合致するバージョンが入っているかを必ずチェックしてください。

  • コンディションと写真確認
    オンラインで購入する場合、盤およびジャケットの写真を確認し、目立つキズや書き込みの有無をチェック。評価やセラーの返信も参考に。

  • 流通経路(正規盤 vs プロモ vs 海外プレス)
    海外プレスやプロモは国内流通が少ないことがあるため、ディスコグラフィや出品履歴で相場を把握しておくと安心です。

探し方・買い方の実務的アドバイス

  • Discogsを活用する
    ディスコグラフィ検索でリリースのバージョンや過去の販売価格が参照できます。狙ったカタログ番号をウォッチしておくと入手しやすくなります。

  • 専門店・イベントでの直接購入
    海外レコードショップやフェス会場のマーケットでは思わぬ良盤に出会うことがあります。現地プレスやプロモが出回る場合も。

  • デジタルとアナログの併用
    物理盤が入手困難な場合は、公式配信(BeatportやiTunesなど)で高音質版を入手し、コレクション用に別途12インチを探す、といった二段構えも現実的です。

リスニングの楽しみ方:Nicky Romeroのレコードをどう聴くか

  • アルバム感ではなく“シングルごとの完成度”を味わう
    Nickyの活動はシングル中心なので、1曲ごとのドラマ性(ビルド、ドロップ、ブレイク)の完成度を味わう聴き方が向いています。

  • 同時代のプロダクションと比較する
    Protocol周辺の他アーティスト(同レーベルや同世代のプロデューサー)と並べて聴くと、アレンジ/サウンドデザインの特徴がよく見えてきます。

  • リミックスを聴き比べる
    同曲の複数バージョンを並べて、アレンジやミックスの違い、ターゲットとするプレイ環境の違いを読み解くと、ただ聴くだけでは得られない発見があります。

まとめ

Nicky Romeroのレコードは、クラブでの実戦性とメロディックな魅力を兼ね備えています。代表曲のシングルやProtocol関連の12インチ、プロモ/白ラベルなど、用途とコレクションの目的に応じて狙いを定めるのが効率的です。購入前には収録バージョンとプレス情報をよく確認し、Discogs等で相場を把握することをおすすめします。

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参考文献