JBL Charge 5徹底レビュー:音質・防水性・バッテリーを深堀り
はじめに — Charge 5とは何か
JBL Charge 5は、ポータブルBluetoothスピーカーの定番ライン「Charge」シリーズの2021年モデルです。屋外利用や持ち運びを念頭に置いた堅牢な設計と長時間再生が特徴で、同シリーズの中でもバランスの良い音質と実用性で人気があります。本稿ではデザイン、音質、バッテリー性能、防水・耐久性、接続性、実使用での評価、Charge 4や同クラス製品との比較、活用テクニックまで詳しく掘り下げます。
外観・筐体設計と携帯性
Charge 5は円筒形に近いラグジュアリーなラバーカバーを施したデザインで、グリップ感と耐久性を両立しています。サイズ感は持ち運びしやすく、重さは片手で持てる程度(約1kg前後)で、バックパックに入れてフィールドに持ち出す用途に適しています。コントロールはトップに並ぶシンプルなボタン類で直感的に操作できます。
防水・防塵性能はIP67相当を備え、水辺や雨天でも安心して使える点が大きな利点です。外での使用を想定したラバープロテクションやポートカバーの作り込みも良好で、耐久性を重視するユーザーに向いています。
音質の特徴 — 低域、中域、高域のバランス
Charge 5は同クラスのポータブルスピーカーとして明確な低域の存在感を示します。独自の大型ウーファーとパッシブラジエーターの組み合わせにより、低音を量感と締まりの両立で再現する傾向があります。EDMやポップス、ヒップホップなど低域の情報量が多い楽曲でも迫力を出せるためアウトドアでの利用に向きます。
中域はボーカルの聞き取りやすさを確保しており、ポータブルスピーカーとしてはバランスが良い一方、非常に高解像なリファレンス系のモニタースピーカーと比べると細部の分解能は劣ります。高域は過度に刺さらないチューニングで、長時間のリスニングでも疲れにくい音作りがされています。
ステレオイメージは筐体サイズの制約から極端に広がるタイプではありませんが、同じPartyBoost対応スピーカーを2台接続することでステレオ再生が可能になり、サウンドステージを拡張できます。
機能面の詳細
- Bluetooth接続:Bluetooth 5.1を採用し、安定したワイヤレス接続が可能です。ペアリングや接続距離の面で従来機より改善されています。
- PartyBoost:JBLの最新ワイヤレス連携規格で、同じPartyBoost対応スピーカー同士でのペアリングやマルチスピーカー連携が可能です。旧世代のConnect+とは互換性がありません。
- 防水・防塵:IP67に準拠し、水没や砂埃の影響を受けにくい設計です。ビーチやプールサイドでの使用に向いています。
- バッテリーと給電:長時間再生がセールスポイントで、メーカー公称の再生時間は最大20時間(使用環境・音量に依存)です。モバイルバッテリーとしても機能するUSB出力を備え、スマートフォンの充電が可能です。
- 入出力:充電はUSB-Cポートで行います。Aux(3.5mmライン入力)を搭載していないモデルなので、有線での外部接続を重視する場合は注意が必要です。
- 通話機能:モデルによってはスピーカーフォン(通話対応)がないため、ハンズフリー通話を期待するユーザーは仕様確認が必要です。
実際の使用感 — 屋外・屋内でのパフォーマンス
屋外では低域の押し出しが音の存在感を高め、風音や環境音があるシーンでも楽曲の輪郭を保ちやすいです。パーティや小規模なアウトドアイベントでBGMを鳴らす用途にマッチします。一方で、室内でのリスニングやシネマ用途ではボーカル帯域と高域の分解がやや物足りなく感じる場合もあるため、音質に非常にこだわるオーディオファンは上位の据え置きスピーカーと併用するのが良いでしょう。
Charge 4との主な違い
- ワイヤレス規格:Charge 4はConnect+を採用していたモデルがありますが、Charge 5はPartyBoostへ移行し、より最新の接続体験を提供します。
- 音質・出力:Charge 5では設計の見直しにより同一クラス以上の出力感と低域コントロールが強化されています。
- 入出力や防水性など基本性能は継承しつつ、現代的なポート(USB-C)を採用して利便性を高めています。
メンテナンスと長く使うためのコツ
- 充電ポートは使用後に乾燥させ、塩分や砂の付着を放置しないこと。防水でも長期放置の塩分や汚れは劣化を早めます。
- 高温・直射日光の下での長時間放置は内部バッテリー劣化の原因になるため避けましょう。
- アップデート情報は公式アプリやメーカーサイトで確認して、ファームウェア更新がある場合は適宜適用することで安定性が向上します。
購入を検討する際のポイント
Charge 5は「屋外での使用が多く、重低音の効いたサウンドと長時間再生を求める」ユーザーに特におすすめです。逆に、通話機能や有線入力を頻繁に使いたい人、あるいは高解像度の室内リスニングを最優先にするオーディオマニアには、別カテゴリの製品を検討したほうが満足度が高い可能性があります。
まとめ — Charge 5はどんな人に向くか
JBL Charge 5は堅牢な防水性能、長時間バッテリー、そして満足できる低域表現を兼ね備えたオールラウンドなポータブルスピーカーです。屋外での使用やモバイルでの利便性を重視するユーザーには強く推奨できます。最新のワイヤレス連携(PartyBoost)を用いればスピーカーを複数台連携して音量とサウンドステージを拡張できる点も魅力です。
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参考文献
- JBL公式製品ページ - Charge 5
- What Hi-Fi? - JBL Charge 5 Review
- Rtings - JBL Charge 5 Review
- The Verge(製品レビュー検索ページ)


