Queen—時代を超えたロックの王者


Queenは1970年にロンドンで結成され、フレディ・マーキュリー(リードボーカル、ピアノ)、ブライアン・メイ(ギター)、ロジャー・テイラー(ドラム)、ジョン・ディーコン(ベース)の4人で構成されたラインナップで活動を開始した。
デビューからスタジオアルバムは15作を数え、世界で3億枚以上のアルバムセールスを誇る。
1975年の「Bohemian Rhapsody」は英国シングルチャートで9週連続首位を獲得し、ミュージックビデオ制作の先駆けとなった。
1985年のLive Aidでは伝説的な21分間のパフォーマンスを披露し、ロック史上最高のライブと評される 。
2004年から2009年にはPaul Rodgersを迎えた“Queen + Paul Rodgers”として活動を再開した。
2011年からはAdam Lambertを客演に迎えた“Queen + Adam Lambert”として現在もツアーを続けている。


バンドの誕生と初期

結成とメンバー

Queenは1970年にフレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーの3人により結成され、翌1971年にジョン・ディーコンが加入しクラシックラインナップが完成した。結成当初はプログレッシブロックやハードロックを基調としつつ、華麗なコーラスワークと重層的なギターオーバーダブを特徴としたサウンドを模索していた。

デビューから『Queen II』まで

デビューアルバム『Queen』は1973年7月13日にリリースされ、米国ではエレクトラ・レコードからリリースされた。2作目の『Queen II』は1974年3月8日にリリースされ、英国チャートで5位に達し、初期の複雑な構成と白黒のコンセプトが話題を呼んだ。


創造的飛躍:1974〜1977

『Sheer Heart Attack』とオペラティックな頂点

1974年11月にリリースされた3作目『Sheer Heart Attack』では、イギリス音楽ホール調からメタルまで幅広い楽曲を収録しヒットを記録した。
翌1975年の『A Night at the Opera』は当時最高額を投じたポップ作品として知られ、収録曲「Bohemian Rhapsody」は9週連続で英国シングルチャート首位を獲得し、構築的な編曲と映像演出でミュージックビデオの先駆けとなった。

スタジアムロックのアンセム誕生

1977年にリリースされた『News of the World』に収録された「We Will Rock You」と「We Are the Champions」は、スポーツイベントの定番アンセムとして定着し、Queenをスタジアムロックの象徴的存在に押し上げた。


黄金期と大規模ライブ

ライブ・エイドでの伝説

1985年7月13日、Wembley Stadiumで行われた慈善コンサートLive Aidにおいて、Queenは6曲を21分間にわたって披露し、当時世界中で約40億人が視聴するとされるテレビ視聴者を魅了した。
このパフォーマンスは批評家や音楽業界人から「ロック史上最高のライブ」と評され、Freddie Mercuryのコール・アンド・レスポンスが「世界を鳴らした音」とも称された。

マジック・ツアー

1986年には『A Kind of Magic』を引っ提げ、26公演からなる“The Magic Tour”を実施し、ツアーは同年8月9日にKnebworthでの最終公演をもって幕を閉じた。


フレディ・マーキュリーの死とその後

健康問題と解散

1991年11月24日、Freddie Mercuryはエイズ合併症による気管支肺炎で死去し、バンドは大きな喪失を経験した。

Queen + ポール・ロジャース/アダム・ランバート

2004年にBrian MayとRoger TaylorはPaul Rodgersとコラボレーションし、“Queen + Paul Rodgers”として活動を再開、2008年にはスタジオアルバム『The Cosmos Rocks』をリリースした。
さらに2011年からはAdam Lambertを迎えた“Queen + Adam Lambert”として世界ツアーを継続し、オリジナルメンバー不在でも高い評価を得ている。


音楽性と影響

多彩なジャンルの融合

Queenの音楽はプログレッシブ、ハードロック、グラムロック、ポップ、ディスコ、オペラなど多様な要素を取り入れた。特にブライアン・メイによるギターオーバーダブとフレディの重層ボーカルハーモニーがバンド独自のサウンドを形成した。

後世への影響とオマージュ

U2、Foo Fighters、Lady Gagaなど多くのアーティストがQueenの影響を公言し、映画『Bohemian Rhapsody』(2018)は世界興行収入9億ドル超のヒットを記録してQueen人気を再燃させた。


ディスコグラフィと主な作品

スタジオアルバム

Queenは計15枚のスタジオアルバムを発表しており、初期の『Queen II』(1974)から『Innuendo』(1991)、追悼アルバム『Made in Heaven』(1995)まで多彩な作品をリリースしている。

代表曲

代表的なシングルには「Bohemian Rhapsody」「We Will Rock You」「We Are the Champions」「Another One Bites the Dust」「Don't Stop Me Now」などがあり、それぞれ世界中で定番曲として親しまれている。


遺産と文化的功績

映画とミュージカル

Queenの楽曲を基にしたミュージカル『We Will Rock You』は2002年にロンドンで初演され、26カ国以上で上演・2000万人以上の観客動員を記録した。また映画『Bohemian Rhapsody』はアカデミー賞6部門を受賞し、Queenの物語を世界に再提示した。

受賞と殿堂入り

Queenは2001年にRock and Roll Hall of Fame、2003年にSongwriters Hall of Fame、2005年にHollywood Walk of Fameに殿堂入りを果たし、その功績は世界的に認められている。

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