シェネル(Che'Nelle)入門:デビュー作から『Luv Songs』まで聴きどころ&おすすめアルバムガイド
はじめに — シェネル(Che'Nelle)というアーティスト
シェネル(Che'Nelle)はマレーシア出身、オーストラリア育ちのシンガーで、英語をベースにR&B/ポップを自在に行き来する表現力と、感情をストレートに伝える歌声で日本でも高い支持を得てきました。グローバルなR&B感覚と、日本の歌謡・ポップスへの親和性を併せ持つため、オリジナル曲もカバー作品もどちらも魅力的に聴かせるのが特徴です。
シェネルを聴き始めるなら押さえたいおすすめレコード(アルバム)
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Things Happen for a Reason(デビュー作)
シェネルの原点的な作品。R&B/ポップをベースにした楽曲群は、彼女のボーカルの柔らかさと表現力を最初に強く印象付けます。海外志向のプロダクションやダンスホールの要素を取り入れた楽曲もあり、幅広い音楽性を感じられる一枚です。
代表曲例:
- 「I Fell in Love with the DJ」 — シングルヒットで彼女を知らしめたナンバー。クラブ寄りのビートとキャッチーさが特徴。
- (アルバム収録のバラード/ミドル系曲) — 初期の成熟した歌唱が楽しめます。
おすすめポイント:デビュー時のポップ/R&Bのバランスと“素のシェネル”を聴くならまずこの作品。
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Luv Songs(カバーアルバム)
日本で特に評価の高いカバー企画アルバム。J-POPの名曲やラブソングをシェネル流のR&Bアレンジで再構築しており、原曲の良さを保ちながら新鮮に聴かせるセンスが光ります。日本語曲のカバーも含まれることがあり、日本のリスナーにとって馴染みやすい入り口になっています。
代表曲例(カバー曲中心):
- 有名なJ-POP/ラブソングのカバー群 — 原曲を知っている人ほど楽しめるアレンジの妙。
おすすめポイント:シェネルの解釈力を堪能できる1枚。オリジナルと比べて歌の表情が豊かに出るため、歌唱力やアレンジの勉強にも最適。
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(中期〜近年のオリジナル作品)— 成熟と幅を感じる作品群
デビュー以降の作品群には、より洗練されたプロダクションや、J-POP市場を意識した楽曲構成のアルバムが複数あります。バラードからアップテンポのR&B、ポップ寄りのナンバーまで幅広く収録され、シェネルのボーカルの芯がより強く出ています。
代表曲例:
- 日本語詞や英語詞を織り交ぜたシングル作品群 — 表現の幅が広がったことがよくわかります。
おすすめポイント:初期のポップさを踏まえつつ、アーティストとしての深みを感じたいリスナーに。
アルバムごとの楽しみ方と注目点(聴きどころ)
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デビュー作:プロダクションの多様性と素直な歌声の対比を楽しむ。クラブ寄りのトラックからしっとりしたバラードまでの振れ幅を見ると、彼女のポテンシャルがよく分かります。
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カバー(Luv Songs等):原曲との比較を楽しむ。アレンジの違いや歌い回し、英語圏のR&B風味をどう取り入れているかに注目すると、新たな発見があります。
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中期以降の作品:歌詞表現や歌唱の説得力、アレンジの洗練度をチェック。日本のマーケットに向けた楽曲作り(日本語詞の取り入れ方やメロディの作り方)がどのように変化しているかを見ると、アーティストとしての成長がわかります。
シェネルの魅力を深掘りするポイント
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ボーカルの感情表現:柔らかさに加え、感情の乗せ方(息遣いやフレーズの間)が巧みで、歌詞の情景が浮かびやすい点。
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国際性と日本市場への適応:英語圏のR&B/ポップ感覚を保持しつつ、日本語曲やJ-POPへのリスペクトを示すカバーや日本向け楽曲を出すことで、両者の橋渡しをしている点。
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アレンジの柔軟性:ダンスホール寄りのリズム、黒人音楽由来のR&Bサウンド、バラードの生楽器アレンジなど、作品ごとに雰囲気が変わるため「同じシェネルでも違った顔」が楽しめます。
購入・レコード選びのアドバイス(※音質や仕様に注目)
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日本盤(CDやアナログの日本流通盤)にはボーナストラックや日本語の歌詞カードが付くことがあるため、日本語表記やボーナス収録を重視するなら日本盤をチェックすると良いでしょう。
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初回盤や特典盤は収録曲やジャケット違いがある場合があるので、コレクション性を重視する場合は盤の仕様を確認してください。
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カバーアルバムは原曲を知っているとさらに楽しめるので、気に入ったカバーがあれば原曲と聴き比べるのもおすすめです。
まとめ
シェネルはR&Bを軸にしながらも、ポップスやカバーへの柔軟なアプローチで幅広いリスナーに響くアーティストです。デビュー作で原点を掴み、カバーアルバムで新たな魅力を提示し、中期以降の作品で成熟した表現を聴かせる、という流れを追うと彼女の音楽的な成長がよくわかります。まずはデビュー作と「Luv Songs」のようなカバー系の代表作を押さえてから、他のアルバムを掘るのが楽しみ方としておすすめです。
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