Mercyful Fate徹底ガイド:80年代名盤から再結成期までの聴きどころとコレクター必携おすすめレコード

はじめに — Mercyful Fateとは何か

Mercyful Fateはデンマーク出身のヘヴィ/ブラック・メタルの源流的存在で、ボーカルのKing Diamond(独特の高音とダブル・ボイス)、Hank ShermannやMichael Dennerらのツイン・ギター、オカルト的な歌詞と劇的なアレンジで80年代メタルに強烈な影響を与えました。初期(1982–1985)の活動は、その後のブラック・メタルやエクストリーム・メタル・シーンに大きなインパクトを与え、1990年代の再結成後も独自の作風を進化させ続けました。

おすすめレコード(概観)

以下では、コレクションにぜひ加えたいレコードを時代ごとにピックアップし、それぞれの聴きどころ、背景、購入時に知っておきたいポイントを解説します。初期の2枚(EPを含む)は“伝説”とも言える出来栄えで、再結成期の作品は音像や作曲アプローチが変化しています。好みや目的(オリジナル重視/音質重視/レア盤狙い)に合わせて選んでください。

1. Mercyful Fate(EP, 1982)

おすすめ度:必携(入門兼コレクターズピース)

  • 聴きどころ:初期の荒々しさと暗黒的な世界観が濃縮された短編集。King Diamondのヴォーカルとバンドの息の合ったツイン・ギターが早くも完成形を見せています。
  • 代表曲(聴くべき曲例):初期EP収録の楽曲群はバンドの原点を理解するのに最適です。
  • 購入ポイント:初期プレスやオリジナルのジャケット仕様はコレクターズアイテム。リイシューでも音質が改善されているものが多いので、目的に応じて選びましょう。

2. Melissa(1983)

おすすめ度:超重要盤(名盤)

  • 聴きどころ:バンドのフルアルバムとしての完成度が高く、メロディックでありながら邪悪さを失わない楽曲群が揃います。楽曲の緩急、キング・ダイアモンドの劇的な表現力、リフの巧さが際立ちます。
  • 代表曲(聴くべき曲例):アルバムを象徴する曲は多数あり、バンドの“名刺”となる楽曲が収録されています。
  • 購入ポイント:オリジナル盤(初回プレス)は人気が高く値が張る場合があります。音質や曲順の違い(リマスター版やボーナストラックの有無)を確認してから購入すると失敗が少ないです。

3. Don't Break the Oath(1984)

おすすめ度:必聴の名盤(キャリア最高峰と評されることも多い)

  • 聴きどころ:前作の延長線上にありつつ、よりドラマティックでスケールの大きな曲構成が特徴。作曲面でも深みが増し、バンドの世界観が頂点に達したと評されるアルバムです。
  • 代表曲(聴くべき曲例):アルバム全体の完成度が高く、アルバム通して聴くことを強く推奨します。
  • 購入ポイント:この2作(MelissaとDon't Break the Oath)は“コア”としては外せません。オリジナル・プレスはコレクター価値が高いですが、近年のリマスター盤は音が整って聴きやすくなっています。

4. In the Shadows(1993) — 再結成第1作

おすすめ度:再結成期の好スタート作

  • 聴きどころ:復活作としてバンドが当時のシーンに再登場した意義を感じさせる一枚。プロダクションが格段に近代化され、ギター・アンサンブルやアレンジの緻密さが増しています。
  • 代表曲(聴くべき曲例):再結成後の代表曲が含まれており、80年代のファンにも入りやすい作風です。
  • 購入ポイント:再結成期はオリジナル盤でも比較的入手しやすく、異なるプレス(カラー盤、ボーナス入り)も多いので内容を確認して選ぶと良いです。

5. Time(1994)およびInto the Unknown(1996)/Dead Again(1998)

おすすめ度:好みで選ぶ(実験的要素や音作りの変化)

  • 聴きどころ:再結成以降の作品群は、80年代の“生の危険さ”とは異なる洗練・進化を見せます。特にプロダクション面で現代的になり、曲ごとのアプローチも多様化しました。
  • 代表曲(聴くべき曲例):各アルバムに特徴的な佳曲があり、バンドの幅を知るために順番に聴くのがおすすめです。
  • 購入ポイント:これらは再発が多数あるため、限定盤(カラーや日本盤ボーナスなど)を狙うか、音質重視でリマスター盤を選ぶかを明確にするとよいでしょう。

コレクター向けの選び方・注意点(押さえておきたいポイント)

  • オリジナル盤の価値:1982–84年のオリジナル・プレスは人気が高く、状態(ジャケット/インナースリーブ/盤のキズ)で価格差が大きい。確実にオリジナルを狙うなら信頼できるレコード店やオークションの出品者評価をチェックすること。
  • 再発・リマスター:近年のリマスターは多くの場合S/N比や低域の整備で聴きやすくなるが、オリジナルの荒々しさ・雰囲気を重視する場合はオリジナル盤を選ぶと良い。
  • 限定盤とボーナストラック:日本盤や特別盤にはデモやライブテイクのボーナスが付くことがある。コレクション目的ならチェック価値あり。
  • 音源のバリエーション:編集盤やコンピレーション(デモ集、未発表集)も興味深いが、同一曲の複数バージョンが存在することがあるため、収録内容を確認してから購入すること。
  • ジャケット/インサート:アートワークやライナーノーツの有無が作品理解を深める。初版の見返しや帯などコレクター的価値もある。

聴きどころのガイド(場面別おすすめ)

  • 入門・最短コース:Melissa → Don't Break the Oath(この2枚で80年代Mercyful Fateの本質が掴めます)。
  • コレクション重視:初期EPと初回プレス(ジャケット違い等)を探す価値あり。
  • 音質重視:近年の良リマスター/アナログリイシューの高品質盤を選ぶと新たな発見があります。
  • 幅を知る:再結成期(In the Shadows, Time, Into the Unknown)を聴いて80sとの違いを楽しむ。

購入・視聴の実用アドバイス(短く)

  • 買う前に収録曲・盤種(LP/12"/限定カラー等)・リマスター情報を確認する。
  • 状態(盤質とジャケット)を明記する出品者から購入するか、試聴可能な店舗で実際に聴くと失敗が少ない。
  • 迷ったらまずはリマスターCDや配信でアルバムの曲順・雰囲気を確認してからアナログを探すのがおすすめ。

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参考文献