SPI試験時間はどれくらい？受験形式別の時間配分と企業が知っておくべきポイントを徹底解説
エバープレイ編集部SPI試験時間はどれくらい？
SPI（Synthetic Personality Inventory）の試験時間は、受験方式によって大きく異なり、企業が導入する際はこの点を理解しておくことが重要です。
特に「テストセンター」「WEBテスト」「ペーパーテスト」では所要時間が変わるため、採用フローの設計にも影響します。
以下では、代表的なSPI試験の時間目安を詳しく解説します。
SPIの受験方式別 試験時間の目安
SPIの試験時間は大きく「能力検査」と「性格検査」で構成されます。
1. SPI3 テストセンター（最も一般的な新卒形式）
● 試験時間の目安
- 能力検査（言語＋非言語）：約35〜40分
- 性格検査：30分前後
● 総所要時間
目安：70〜90分程度
テストセンターでは、性格検査は後日自宅で受ける形式が採用される場合もあります。
その場合、会場での受験は「能力検査のみ（約35分）」となります。
2. SPI3 WEBテスト（自宅受験）
WEBテストは企業ごとに構成が異なりますが、一般的な時間は以下の通りです。
● 試験時間の目安
- 能力検査：30〜40分
- 性格検査：20〜30分
● 総所要時間
目安：60〜75分
WEB受験は受験環境が自由なため、テストセンターより短くなる傾向があります。
3. SPI ペーパーテスト
紙試験の場合、企業が試験監督を務めるため、最も時間が読みやすい方式です。
● 試験時間の目安
- 能力検査：50分（言語・非言語合計）
- 性格検査：30分
● 総所要時間
目安：80分前後
大量採用や現場系職種で活用されるケースが多い方式です。
試験時間が異なる理由
SPIの試験時間が方式によって異なる理由は以下の通りです。
1. 出題内容が方式によって最適化されている
テストセンターは精密な出題形式のため、問題数が多め。
WEBは受験者の負担を下げるため一部短縮版が使われます。
2. 不正防止レベルの違い
- テストセンター → 監視環境が整っているため長時間でも問題なし
- WEBテスト → 不正防止の観点から問題構成が調整される
- ペーパーテスト → 監督者が必要
3. 運用フローの違い
性格検査は分量が多いですが時間制限がないことが多く、受験後に自宅で実施させる企業もあります。
企業が試験時間を把握すべき理由
採用側にとって試験時間の理解は重要です。
1. 応募者のスケジュール調整が必要
テストセンターでは移動時間もかかるため、案内時に明記することが必須です。
2. 選考全体の流れに影響する
書類選考〜一次面接までの期間設定を誤ると、応募者の離脱を招く可能性があります。
3. 社内の採用基準作りに役立つ
能力検査の所要時間を理解すると、どの段階でSPIを入れるべきか判断しやすくなります。
4. 大量採用の場合は時間管理が重要
ペーパーテストの場合、1回あたりの試験時間が長いため、会場・スタッフ人数にも影響します。
求職者の視点：時間配分の重要性
企業側としても、求職者が試験時間を把握していないと以下の問題が発生しやすいため注意が必要です。
- 途中で焦って能力を正しく発揮できない
- 性格検査が雑に回答される
- 試験前に環境準備が不足しやすい（WEB）
特に性格検査は時間制限が緩いため、丁寧に回答してもらう工夫が必要です。
まとめ
SPI試験時間は受験方式によって異なり、一般的には60〜90分程度が目安です。
企業は、採用フローの設計や受験案内の作成において、この時間を正確に把握しておく必要があります。
適切な案内と運用を行うことで、応募者の負担を軽減し、選考プロセスの質を高めることができます。
参考文献
- https://www.spi.recruit.co.jp/
- https://jinjibu.jp/keyword/detl/197/
- https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?glossary_no=107
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