JBL Charge 5徹底レビュー:音質・バッテリー・防水性を深掘りしてわかる実力と選び方
はじめに
JBL Charge 5は、ポータブルBluetoothスピーカー市場で長らく人気を維持しているChargeシリーズの2021年モデルです。屋外での使用に適した堅牢性とバッテリー持続時間、そして迫力のある低域が特徴で、キャンプやホームパーティー、バスルームでも活躍する設計になっています。本稿では音質、設計、接続性、バッテリー性能、使い勝手、ライバル機との比較、購入時の注意点までを詳しく掘り下げます。
主要スペックの概要
- ワイヤレス接続:Bluetooth(製品ページではBluetooth 5.1とされることが多い)
- 防水・防塵:IP67(完全防塵・水深1mに30分耐える)
- 連続再生時間:最大約20時間(使用条件による)
- 充電:USB-Cポートによる充電、外部機器向けのUSB-A電源出力(パワーバンク機能)
- パーティ機能:JBL PartyBoostに対応(同機能対応スピーカーとワイヤレス接続でステレオ/パワーアップ)
- 外部入力:3.5mmミニジャックは非搭載(ワイヤレス主体)
上記はメーカーの製品情報および主要レビューを基に整理しています。正確な仕様や最新のファームウェア情報は公式ページで確認してください。
音質:チューニングの特徴と実際の印象
Charge 5は、同クラスのポータブルスピーカーの中でも低域の迫力を重視したチューニングが特徴です。サイズに対して厚みのあるベースが出せるよう、ラジエーター(パッシブラジエーター)と専用の低音ユニットを組み合わせた設計になっています。クラブ系やエレクトロ、ポップスなど低域が楽曲の骨格となるジャンルでは満足度が高い一方で、クラシックやジャズの繊細な中高域の表現に関しては、よりフラットな傾向のスピーカーに一歩譲ります。
音場の広がりは屋外使用を想定したスケール感があり、声のフォーカスは比較的前に出ます。高音域は刺激が強くなりすぎず、長時間のリスニングでも疲れにくいセッティングです。ただし、極端にクリアでニュートラルなモニターサウンドを求める人には物足りない可能性があります。多くのレビューでは「Charge 4に比べて低域のコントロールが改善されている」と評価されています(参考文献参照)。
バッテリーと充電:実用面での評価
公式の連続再生時間は「最大約20時間」とされ、音量や再生ソース、使用環境によって変動します。実際の使用レビューでも通勤・短いアウトドア利用で1日持つケースが多く、モバイルバッテリーとしてスマートフォンを充電できるUSB-A出力を備えている点は外出先での利便性が高いです。
充電はUSB-Cポートで行い、充電時間は付属の充電器や出力によって異なります。連続再生時間や充電速度については使用条件に大きく左右されるため、長期で利用する場合はメーカーの公称値を目安にしつつ、レビューの実測レポートも参考にしてください。
耐久性・防水性能・携帯性
Charge 5はIP67等級で、防塵かつ水深1メートルに30分耐える設計です。ビーチやプールサイド、雨天のアウトドアでも安心して使えるため、アクティブに持ち出すユーザーに向いています。外装はラバーとファブリックを組み合わせた仕上げで、持ちやすさと衝撃緩和を両立しています。
サイズ感は片手で持てるがずっしりとした重さがあり、長時間のハイキングに毎回携行するにはやや大きめです。一方、車での移動やキャンプ、ピクニックなどでは十分実用的なポータビリティです。
接続性と使い勝手
Charge 5はBluetooth接続を中心に設計されており、JBLのPartyBoost機能を使うことで対応する別のJBLスピーカーとワイヤレスでリンクし、ステレオ再生や音量増強が可能です。パーティで音量を増やしたいときに便利な機能です。
一方で、物理的な3.5mmオーディオ入力端子は搭載しておらず、有線接続を絶対条件にするユーザーには注意が必要です。また、JBLのスマートフォンアプリとの連携については、Charge 5は一部の高度なEQやカスタムチューニング機能に制限があるとの報告があるため(ファームウェアやアプリのバージョンに依存)、アプリで細かく音質調整したい場合は事前に機能を確認してください。
競合機種との比較
同クラスの競合にはUE(Ultimate Ears)Boomシリーズ、SonyのSRS-XBシリーズ、AnkerのSoundcoreシリーズなどがあります。以下に特徴をまとめます:
- UE Boomシリーズ:より360度に広がる音場と持ち運びに優れたデザイン。中高域の自然さに定評。
- Sony SRS-XBシリーズ:『EXTRA BASS』モードで低域を強調。ダンス/EDM系に強み。
- Anker Soundcore:価格帯でコストパフォーマンスが高く、機能やバッテリーで魅力。
Charge 5はこれらと比べ「バランスの取れた低域の迫力」と「堅牢な防水設計」で差別化されています。音質の好みや重視する機能(防水性、携帯性、アプリの充実度)で選択が分かれます。
実際の使い方と注意点
- 屋外での利用:真価を発揮する場面が多い。風の強い場所や広い空間では低域の再生が重要。
- 屋内パーティー:音量と低域の厚みで盛り上がるが、音量を上げすぎると低音が過剰に感じることもある。
- バッテリー節約:長時間の連続再生が必要な場合は、音量を抑えめにすると公称の長時間再生に近づく。
- ファームウェア:メーカーのアップデートで機能が改善されることがあるため、購入後も時折チェックすると良い。
Pros・Consまとめ
- 長所:IP67の防水防塵、パワフルな低域、最大約20時間のバッテリー、モバイル機器充電(パワーバンク)機能、PartyBoost対応で複数台接続可能。
- 短所:3.5mm有線入力不搭載、より中立的な音を好むリスナーには非最適、やや重量感がある。
こんな人におすすめ
屋外での利用が多く、低域の存在感を重視するユーザー、スマートフォンを併用して長時間外出することがある人、濡れる環境でも安心して音楽を楽しみたい人に特に向いています。一方、完全にフラットでリファレンスに近い音質を求めるオーディオマニアや、極限まで軽さを重視するトラベラーには別の選択肢も検討をおすすめします。
まとめと購入ガイド
JBL Charge 5は、アウトドアと日常の両方で使える堅牢で音楽的なポータブルスピーカーです。低域の迫力、防水性、バッテリーといった実用面での強みが際立ち、価格帯を考えれば総合力で高評価に足るモデルです。購入時は実際の音を試聴し、用途(屋外頻度や有線接続の必要性)を明確にしたうえで選ぶと後悔が少ないでしょう。
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参考文献
- JBL公式製品ページ — Charge 5
- Rtings — JBL Charge 5 Review
- TechRadar — JBL Charge 5 review
- What Hi-Fi? — JBL Charge 5 review
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