Jabra Elite 4 Active徹底レビュー:音質・防水・フィット感を詳細解説

序章:Jabra Elite 4 Activeとは

Jabra Elite 4 Activeは、日常使いからワークアウトまで幅広く使えることを意図した完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。アクティブ向けに強化されたフィット感や耐汗・防塵性能、ノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み(HearThrough)といった機能をコンパクトにまとめ、手頃な価格帯で提供するモデルとして市場に位置づけられています。本稿では、デザイン・装着感・音質・ノイズ対策・通話品質・バッテリー・アプリや使い勝手などを深掘りし、実際の利用シーンに即した評価と活用法を提示します。

デザインとフィット感:動きに強い設計

Elite 4 Activeは「スポーツ仕様」を意識した外観と素材を採用しています。イヤーチップとハウジング形状が耳の外側でしっかり固定される設計で、メーカーが謳う『ShakeGrip(名称は製品ごとに異なる場合あり)』のような、ずれにくさを重視したグリップ感を持ちます。アウトドアやランニングなど、首や頭の運動が多い場面でも落ちにくいフィット感が得られるのが特徴です。

防水・防汗性能はアクティブモデルとして強化されており、汗や小雨での使用が想定されています。日常のワークアウトや通勤でも安心して使える点は大きなメリットです。

音質設計:チューニングと実用的な音作り

音のチューニングは、低域を程良く強調しつつ中高域の明瞭さを確保するバランス志向です。スポーツ用途を想定しているため、ビート感やリズムの把握しやすさが重視され、ポップスやEDM、ヒップホップと相性が良い傾向があります。一方で、クラシックやジャズのような繊細な音場表現を最重要とするリスナーにはやや物足りなさを感じる場合があります。

Jabra Sound+アプリでのイコライザー調整により、低域や高域の強さを自分好みに補正できます。音場や解像度をカスタマイズすることで、好みに応じた聴き方が可能です。

ノイズキャンセリング(ANC)と外音取り込み(HearThrough)

ANCはこのクラスとしては実用的な性能を備えており、電車やカフェのような中低域ノイズを軽減してくれます。ただし、上位機種のアクティブノイズキャンセリングと比べると、完全に無音にするレベルではなく、風切り音や突発的な高音ノイズについては残る場合があります。ワークアウト中に周囲の音もある程度聞こえるようにしたい場合は、外音取り込み(HearThrough)機能が有効で、ボタン操作やアプリで設定を切り替えられます。

通話品質とマイク性能

通話時の音声は明瞭で、屋外の普通の風や車通りのある環境でも相手に聞き取りやすい傾向があります。マイクアルゴリズムは周囲ノイズをある程度抑える設計になっているため、通話の実用性は高いです。ただし強風下や騒音の極端に大きい環境では、相手に風切り音やノイズが入る可能性がある点は留意してください。

接続性とアプリ連携

Bluetooth接続は安定性に配慮されており、近距離での途切れや遅延は少なめです。コーデックは一般的にSBCとAACに対応しており、iPhoneや多くのAndroid機で安定した音質が得られます(aptX系は非対応の場合が多い点に注意)。

専用アプリ「Jabra Sound+」を利用することで、イコライザーやボタン操作のカスタマイズ、ANC/HearThroughの細かい調整、ファームウェア更新が可能です。アプリ経由での最適化は使用感を大きく向上させるため、導入直後に設定を見直すことをおすすめします。

バッテリーと充電

バッテリー持ちは日常利用で十分なレベルを確保しており、イヤホン単体で数時間の連続再生、ケース併用でさらに数倍の総再生時間が期待できます(詳細な時間はメーカーの公称値を参照してください)。充電はケースを介して行い、短時間の充電で数十分の再生が可能になるクイックチャージ機能を備える製品も多いため、外出先での使用でも運用が楽です。

操作性と物理ボタンの扱い

操作はタッチ操作または物理的なボタンによるものがあり、再生・一時停止・曲送り・音量調整・通話応答などを直感的に行えます。ワークアウト中についボタン操作が乱暴になりがちな場面でも、誤操作を抑えるための設計が取り入れられているモデルが多いですが、自分の使い方に合わせてアプリでボタン機能を最適化すると便利です。

競合と比較:どの層に向くか

同価格帯のスポーツ向けTWSと比べると、Elite 4 Activeはフィット感と実用的な音作り、堅実な通話性能でバランスが取れています。音質面でより上位の再生を求めるなら上位モデルやオーディオ専業ブランドを検討する価値がありますが、アクティブなライフスタイルでの総合性能を重視するユーザーには最適な選択肢の一つです。

実践的な使い方と設定のコツ

  • フィット感を最適化するためにイヤーピースは複数サイズで試す。密閉度が音質とANCの効きに直結する。
  • 運動中は外音取り込み機能を活用し、周囲の安全を確保する。
  • アプリのイコライザーで低域/高域を調整し、好みの音像を作る。ランニング時は低域を少し上げるとテンポが取りやすい。
  • 通話が多い場合はファームウェアを定期的に更新してマイク性能の改善を取り込む。

よくあるトラブルと対処法

接続が不安定な場合は、スマートフォン側のBluetooth機器リストから一度削除して再ペアリングする、アプリでのファームウェア更新を確認する、またはイヤホン本体をリセットすることで改善することが多いです。音がこもるように感じる場合はイヤーピースのサイズを変更し、耳穴への密閉度を見直してみてください。

総評:買うべきか

Jabra Elite 4 Activeは、スポーツ寄りの使い方を想定した方、通勤や外出先での汎用性を重視する方にとって、コストパフォーマンスの高い選択肢です。音質・フィット感・耐汗性能・実用的なANCといった要素がバランスよくまとまっており、アプリによるカスタマイズ性も含めて日常使いでの満足度は高いといえます。より上位の音響性能や高度なANCを求める場合は上位機種を検討すべきですが、手頃な価格で“アクティブに使える万能イヤホン”を探しているなら候補に入れてよいモデルです。

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参考文献