🎣 ロックフィッシュとは?堤防や磯で狙える根魚釣りの魅力を徹底解説

釣り好きの間で年々人気が高まっている「ロックフィッシュゲーム」。
一見すると専門的な響きですが、実は初心者でも気軽に始められる釣り方で、身近な防波堤からでも大物が狙えるのが魅力です。
この記事では、ロックフィッシュとは何か、そしてその魅力や釣り方のコツを詳しく解説します。


■ ロックフィッシュとは?

「ロックフィッシュ(Rock Fish)」とは、英語で「岩の魚」という意味。
その名の通り、岩礁(ロック)やテトラポッド、海底のゴロタ石周りなど“根”に棲む魚の総称です。

日本で「ロックフィッシュ」と呼ばれる代表的な魚は、以下のような種類です:

魚種特徴
カサゴ(ガシラ)全国の岩場で狙える定番ターゲット。初心者にも人気。
アイナメ東北〜北海道で人気。冬でも釣れる貴重な魚。
ソイ(クロソイ・ムラソイなど)大型が多く、引きが強烈。夜釣りにも◎。
ハタ類(キジハタ・オオモンハタなど)西日本で人気上昇中。食味が抜群。

これらの魚は総じて「根魚(ねうお)」と呼ばれ、障害物に身を潜める習性があります。
したがって「根を攻める釣り=ロックフィッシュゲーム」とも言われています。


■ ロックフィッシュ釣りの魅力

ロックフィッシュ釣りには、次のような魅力があります。

  1. 身近な場所で大物が狙える
     堤防や漁港、磯など、意外と近場の海でも釣果が期待できます。
  2. 一年中楽しめる
     魚種によって旬が異なり、夏はハタ系、冬はアイナメなど季節ごとにターゲットが変わります。
  3. 強烈な引き
     根に潜ろうとするファイトが強烈!スリリングな駆け引きが楽しめます。
  4. 食べても美味しい
     白身で脂がのり、刺身・煮付け・唐揚げなど料理の幅も広いです。

■ 釣り方の基本

ロックフィッシュ釣りの基本は、ボトム(海底)を丁寧に探ることです。
主に使うのは、ソフトルアー(ワーム)を使った「ルアー釣り」です。

▶ 主な釣り方

釣法内容
ジグヘッドリグワームに重り付きフックを装着。初心者でも扱いやすい。
テキサスリグ根掛かりしにくく、岩場を攻めやすい定番リグ。
フリーリグナチュラルにワームを落とし込む。大型狙いに有効。

釣り方はシンプルで、

  1. ルアーを海底まで落とす
  2. ゆっくり底をズル引きしたり、軽く跳ね上げる
  3. コンッとしたアタリがあったら即アワセ!

という流れです。


■ ロックフィッシュに適したタックル

ロックフィッシュは力強い引きを見せるため、しっかりしたタックルが必要です。

アイテム推奨スペックポイント
ロッド6〜8フィート前後のロックフィッシュロッド感度が高く、根掛かりやアタリを感じやすい。
リール2500〜3000番のスピニング or ベイトリール岩場でのパワーファイトに対応。
ラインPEライン0.8〜1.2号+リーダー16〜20lb根ズレ対策に太めのリーダーを使用。
ルアー(ワーム)2〜4インチ前後ホッグ系・シャッド系・グラブ系など魚の好みに合わせる。

■ 狙うべきポイント

ロックフィッシュは「根」に潜む魚です。
つまり、障害物のある場所が狙い目です。

  • テトラポッドのすき間
  • 岩礁帯の割れ目
  • 防波堤の際(キワ)
  • 沈み根や海藻の周り
  • 漁港のスロープ付近

ただし、根掛かりもしやすいので、リグ(仕掛け)は根掛かりに強いものを選びましょう。


■ 季節ごとの狙い方

季節ターゲット攻め方のポイント
アイナメ・ソイ産卵期に入り浅場で狙いやすい。
キジハタ・オオモンハタ高活性期。ワームを大胆に動かす。
カサゴ・ソイベイトを意識した速めのアクションが有効。
アイナメ・クロソイ深場中心。スローな誘いで食わせる。

■ ロックフィッシュ釣りのコツ

  • ボトム感知力が命:底を感じながら、根掛かりを避けて攻めるのが腕の見せどころ。
  • アタリは小さくても即アワセ:一瞬の違和感がチャンス。迷ったら合わせる。
  • 潮の流れを読む:潮止まりよりも、流れがあるタイミングが狙い目。
  • 夜釣りも効果的:特にソイやカサゴは夜に活性が上がる。

■ ロックフィッシュは食味も抜群!

釣った魚は非常に美味しく、食卓でも大人気。
特におすすめの食べ方は以下の通りです:

  • 刺身・カルパッチョ:新鮮な白身が絶品。
  • 煮付け:身が締まり、旨味が染み込む。
  • 唐揚げ・天ぷら:カサゴなどは骨ごと揚げても美味しい。

釣って楽しく、食べて美味しい――これがロックフィッシュゲームの最大の魅力です。


■ まとめ

「ロックフィッシュ」とは、岩礁やテトラ周りに棲む根魚を狙う釣りのこと。
手軽に始められる一方で、ポイント選びや底取りのテクニックが釣果を左右する奥深い世界です。

防波堤からでも始められるので、ぜひ次の休日はロックフィッシュゲームに挑戦してみてください。
釣れた瞬間の力強い引きは、一度味わうと忘れられません。