クエリとは?検索・データベース・プログラミングで使われる“指示”をわかりやすく解説【IT基礎】

ITの世界では「クエリ」という言葉が頻出します。
検索エンジン、データベース、プログラミング、APIなど、さまざまな場面で使われますが、意味を正しく理解しておくとIT学習がぐっと進みます。

この記事では、クエリとは何か、その役割、種類、例文、SEOとの関係までをわかりやすく解説します。


◆ クエリとは?

クエリ(Query)とは、
コンピュータに対して “質問” や “要求” を伝えるための指示
のことです。

もっと簡単に言えば、

「これを探して」「これを返して」とコンピュータにお願いする文章

というイメージです。


◆ クエリが使われる代表的な分野

クエリという言葉は、次のようなIT分野で広く使われます。


● 1. 検索エンジンでのクエリ

Googleなどに入力する検索キーワードのこと。

例:

  • 「Python 書き方」
  • 「中古PC 買い方」
  • 「エアコン 修理 業者」

これらは検索エンジンに対する “質問” なので、クエリと呼ばれます。


● 2. データベース(SQL)のクエリ

データを取り出したり変更するための命令文を指します。

例:

SELECT * FROM users WHERE age > 20;

データベースに対する質問=クエリです。


● 3. APIへのクエリ

外部サービスへデータ取得を依頼するリクエスト。

例:

  • 天気APIに「今日の天気を教えて」と問い合わせる
  • 地図APIに「この住所の緯度・経度を返して」と依頼する

● 4. プログラミングのライブラリ操作

データ検索や条件指定をする際にもクエリという言葉を使うことがあります。

例:OR検索、AND検索、フィルタクエリなど。


◆ クエリの役割

クエリには以下の役割があります。

● 1. 情報を検索する

データベースや検索エンジンから情報を取り出す。

● 2. 条件に合うデータを限定する

「価格が〇円以下」「名前に〇〇を含む」など。

● 3. データを並び替える

SQLなら ORDER BY、検索エンジンならランキング要素。

● 4. 情報を書き換え・追加する

データベースでは更新・削除もクエリで行う。


◆ クエリの具体例(用途別)

● 検索エンジン向けクエリ

パソコン 買い方 おすすめ

● SQLクエリ

SELECT name FROM products WHERE price < 30000;

● APIクエリのURL例

https://api.example.com/weather?city=tokyo

◆ SEOにおける「クエリ」の意味

SEOの分野では、
ユーザーが実際に検索する言葉(=検索クエリ)
を指します。

例:

  • 「PC 修理 料金」
  • 「モニター 接続方法」
  • 「ITパスポート 難易度」

SEOでは、検索クエリの検索意図を理解し、
その意図に合ったコンテンツを作ることが重要です。


◆ クエリの種類(IT全般)

種類用途
検索クエリGoogle検索情報探索
SQLクエリSELECT, UPDATEDB操作
APIクエリGETリクエスト外部データ取得
ログクエリBigQuery, Splunk分析
フィルタクエリAND, OR 条件アプリ内検索

◆ クエリを理解すると得られるメリット

  • データベースの理解が深まる
  • APIやWeb開発が進めやすくなる
  • 検索の精度が上がる
  • SEO施策に強くなる
  • 情報検索スキルが向上する

“コンピュータへの質問文” を理解できることは、
ITスキルの基礎強化に直結します。


◆ まとめ:クエリは「コンピュータに対する質問・指示」を表す基本用語

クエリとは、

  • コンピュータへ質問・要求を伝える指示文
  • 検索、データベース、APIなど幅広い分野で使われる
  • SEOでは「検索クエリ=ユーザーの検索ワード」
  • 正しいクエリを書くことで効率よく情報を引き出せる

という特徴を持ち、ITの基礎用語として必ず覚えておきたい概念です。