エルトン・ジョンの名盤レコードおすすめ5選|選び方と高音質プレイヤーも解説

エルトン・ジョンのレコードおすすめガイド

エルトン・ジョンは1960年代後半から活動を始め、世界的なスーパースターとして音楽史にその名を刻んでいます。彼の魅力は、ピアノを基軸とした独自の楽曲と、多彩なジャンルへの挑戦にあります。CDやサブスクリプションが主流となった現在でも、アナログファンやコレクターの間ではレコード盤の人気が根強く、エルトン・ジョンのレコードは音質の良さやジャケットデザインの美しさで高い評価を得ています。この記事では、エルトン・ジョンのおすすめレコードを厳選し、購入時のポイントや音質の特徴も交えて解説します。

なぜエルトン・ジョンのレコードが魅力的なのか?

まず、レコード盤にはCDやデジタル配信とは異なる暖かみのある音質があります。エルトン・ジョンの作品は、ピアノやストリングスの繊細なニュアンスが多いので、アナログ特有の音の広がりや深みがよくマッチします。さらに、1970年代における彼の黄金期のレコードは、マスター音源からのアナログカッティングが丁寧に行われており、原音に忠実なサウンドが楽しめます。

また、レコードジャケットのアートワークにも注目が必要です。エルトン・ジョンのアルバムはどれもその時代を象徴するデザイン性が高く、アートとしてコレクション価値も高めています。大判のジャケットはCDのパッケージにはない存在感があり、ファンにとって所有欲を満たすアイテムとなります。

エルトン・ジョンのおすすめレコード5選

  • 1. T.G. ストーリー(Tumbleweed Connection)(1970)

    エルトン・ジョンの3rdアルバムであり、彼がカントリーやアメリカンフォークに影響を受けた作品。オリジナルUK盤レコードはとくに評価が高く、美麗なピアノサウンドとバンドの心地良いアンサンブルがアナログで聴くと格別です。ジャケットも西部開拓時代を想起させる装丁で、ヴィンテージ感あふれるデザインです。

  • 2. グッバイ・イエロー・ブリック・ロード(Goodbye Yellow Brick Road)(1973)

    エルトン・ジョンの代表作にして、1970年代のロック史に残る名盤。2枚組のLPは当時のアナログの持つメリットを最大限生かし、ダイナミックな音場感を楽しめます。収録曲は「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」、「バニーボーイ」など名曲揃い。オリジナル盤は高価ですが、音質は圧倒的でコレクターズアイテムとしても人気です。

  • 3. ピアニスト・ファー・アウト・トゥ・シー(Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy)(1975)

    自伝的な要素をもつアルバムで、彼が音楽業界に飛び込むまでの苦悩や成功が描かれています。オリジナル1975年盤はアナログの温かみと繊細さを兼備し、エルトンのピアノが主役のサウンドスケープが際立ちます。さらにジャケットの派手なアートワークがLPならではの魅力を引き立てています。

  • 4. ロンリー・イエスタデイ(Caribou)(1974)

    1974年リリースのこのアルバムはポップでキャッチーな曲が多く、エルトンの多彩な表現力が発揮されています。オリジナルLPのアナログサウンドはパンチが効いており、ドラムやベースの音圧をしっかり感じられます。ジャケットはカラフルで当時の時代感も楽しめる逸品です。

  • 5. ヒア・アンド・ゼア(Here and There)(1976)

    ライブアルバムとして知られる『ヒア・アンド・ゼア』は1974年ウィーンとニューヨークでの公演を収録。彼のライブパフォーマンスの魅力をダイレクトに体感できます。LPは当時の音響設備と録音技術を反映した音質で、スタジオ録音とは違う臨場感が楽しめます。本物のライブの空気感がアナログ盤だと伝わりやすいです。

レコード購入時のポイント

エルトン・ジョンのレコードを購入する際は、以下の点に注意しましょう。

  • オリジナルプレスかどうかを確認する
    オリジナルプレスは1990年代以降のリイシュー盤とは異なり、当時のマスターテープから直接カッティングされた音質の良い盤が多いです。特に1970年代リリースの作品は、オリジナル盤がウォームかつクリアな音を楽しめます。
  • 盤質のチェック
    レコードの表面状態は音質に直結します。傷や汚れ、歪みがないかをよく確認し、可能であれば試聴してノイズの有無をチェックしましょう。
  • ジャケットの保存状態
    ジャケットの状態もコレクション価値に影響します。シワや日焼け、折れなどがないか、インナースリーブやライナーノートの有無もポイントです。
  • プレス元を調べる
    アナログ盤は国やプレス工場によって音が異なります。英国盤、米国盤、ドイツ盤などで音の違いを楽しむのもコレクターの楽しみの一つです。

おすすめレコードプレイヤーの選び方

せっかく良いエルトン・ジョンのレコードを手に入れても、再生環境が悪ければその魅力は半減します。以下のポイントでターンテーブルを選びましょう。

  • レコード針(カートリッジ)はブランド品で音質優先のものを使用する
  • トーンアームの調整が細かくできるかどうか
  • アンプやスピーカーとの相性を考慮する
  • 静電気防止などレコード保護機能があること

最近はレトロなデザインで高音質を追求したモデルが複数存在し、エルトン・ジョンのレコードをより豊かに楽しめる環境が整いつつあります。

まとめ

エルトン・ジョンのレコードは音楽的価値はもちろん、ビジュアルや歴史的な背景を含めたトータルな魅力があります。特に彼の黄金期である1970年代のオリジナル盤は音質面で非常に優れており、アナログの暖かみを体感するのに最適です。レコードはただ音楽を聴くだけでなく、アルバムジャケットのアートやプレスの違いを楽しむコレクターズアイテムとしての価値も大きく、エルトン・ジョンファンならぜひ手に入れたいところです。

購入時は盤質やジャケットの状態をよく確認し、良好な再生環境を整えることで、より深くエルトン・ジョンの世界観に浸ることができるでしょう。これからレコード集めを始める方も、長年コレクションしている方も、今回紹介したおすすめ盤を参考に、自分だけのエルトン・ジョン・コレクションを充実させてください。