Bring Me The Horizon(BMTH)レコード完全ガイド|おすすめ盤・初回プレスの見分け方・保管&真贋チェック

はじめに — Bring Me The Horizon(BMTH)とレコードの魅力

Bring Me The Horizon(以下BMTH)は、2000年代中盤のメタルコア/ハードコアシーンから出発し、その後エレクトロ、ポップ、オルタナティブロックまで幅広く進化してきた英国のバンドです。音楽性の変化が大きいバンドであるがゆえに、レコードで聴くことで「音の質感」や「マスタリングの差異」、さらにはアートワークや限定盤のコレクタブル性まで含めた楽しみが深まります。本稿ではCDやサブスクではなく、あくまでレコード(アナログ盤)に焦点を当て、BMTHのおすすめレコード、選び方、コレクションの注意点まで詳しく解説します。

レコードを選ぶ際の基本ポイント

  • 初回プレス/リプレスの見分け — 初回プレス(ファーストプレス)はプレス数が少なく希少価値が高いことが多い。ディスクユースやDiscogsのカタログ番号、リリース日、カラーヴァリアント情報で確認。
  • マスタリングと音質 — 「180g」「Mastered for vinyl」表記があるか、アナログ用に再マスターされているかで音の温度感やダイナミクスが変わります。再発はラウドネスノーマライズやEQが違うことがあるのでチェック。
  • プレス品質とプレス工場 — ノイズやワープ、内周歪みの出やすさはプレス工場によって差があります。良好なレビューや盤面の状態写真がある出品者を選ぶと安心。
  • 付属物 — ポスター、ダウンロードコード、歌詞カード、インナースリーブ等の有無で価値が変わる。日本盤(帯=OBI)が付くとコレクション性が高まる。
  • 色付き盤/限定盤の価値 — カラーヴァイナルやスプリッター(混色)、ラミネートカバーの限定盤は人気。ただし外観重視で音質が犠牲になる場合もあるので要確認。

BMTHレコードおすすめリスト(アルバム別に解説)

以下は“サウンドの重要性”“コレクション性”“入手難易度”の観点から選んだおすすめ盤です。購入時は記載のポイントを参考にしてください。

  • Count Your Blessings(2006)

    バンドのデビュー作で、初期の激しいデスメタル寄りサウンドが詰まった重要作。アナログで聴くと粗さや低音のアタック感が生々しく、初期ファンにはマストです。初回プレスは希少で高騰しやすく、Visible Noise等の初版ラベル表記とマトリクス(runout)刻印を確認しましょう。再発は音質が異なる場合があるため、音と保存状態を重視するなら良コンディションのオリジナル盤を探す価値があります。

  • Suicide Season(2008)

    バンドの飛躍点であり、メタルコア/ポスト・ハードコアの代表作。1stの荒々しさから整理されたアレンジとメロディが特徴です。リリース当初から複数のカラーヴァイナルや限定盤が出ているため、どのヴァリアントを狙うかで楽しみが広がります。音質面では初回プレス(Visible Noise)や欧州盤のプレスが評価されることが多く、盤面の黒さ(黒盤)や180g表記の有無を確認すると良いでしょう。

  • There Is a Hell...(2010)

    エモーショナルで実験的な要素が強く出たアルバム。アナログだと中低域の厚みと女性ボーカルや合唱の空気感が際立ちます。こちらも初回プレスを重視するコレクターが多く、ジャケットのインナーポスターやブックレットの有無で相場が変わります。サウンド面はプレッシングによる差が出やすいので、視覚的にも盤面のキズやそりをチェックしてください。

  • Sempiternal(2013) — 最もおすすめの1枚

    Jordan Fish加入以後のターニングポイントで、電子音と躍動的なメタルの融合が完成した傑作。制作段階からアナログのサウンドが評価されており、厚みのある低音とクリアな中域が良く出ます。おすすめは初回の重量盤(180g)が存在するプレス。ジャケットはゲートフォールド仕様のものが多く、アートワークの見栄えも良いため、アナログで保有する価値が高い一枚です。

  • That’s the Spirit(2015)

    ロック/ポップ寄りに大きく舵を切った作品。アルバム構成上、ダイナミクスが広く、アナログで聴くとボーカルの表現力や曲間の余韻が豊かに感じられます。2枚組仕様のプレスもあり、溝幅に余裕があるため内周歪みが軽減される利点があります。オリジナル初回盤か、良評価のリプレス(マスタリングの説明があるもの)を選ぶと良いでしょう。

  • amo(2019)

    よりポップで実験的なサウンドに踏み込んだアルバム。カラーヴァイナルや限定パッケージが多く出たためコレクション性が高い反面、音質はヴァリアントによって差が出ることがあります。ポップ寄りのマスタリングのため、暖かみや中高域の表現を楽しむなら高品質プレスを選んでください。

  • POST HUMAN: SURVIVAL HORROR(2020)

    EPながらヘヴィな曲が集まり、バンドの「重さ」を再確認できる作品。多数のカラーヴァイナルや限定アートワーク版がリリースされました。収録曲の短いスパンでの音圧感を生かすため、良好な盤面のものを選ぶと細かいディテール(スネアの皮膜感やギターの歪み)がクリアに聴こえます。

  • シングル/EP/7インチ(コレクター向け)

    初期の7インチ(例:「This Is What the Edge of Your Seat Was Made For」など)は希少価値が高く、アートワークや限定カラーヴァイナルとしての魅力があります。7インチはサウンドが狭い溝に刻まれるため、プレーヤーのセッティング(針圧、カートリッジ)が重要です。

レコード購入時の具体的チェック項目

  • 盤面の状態(グレード) — Discogs式のVG+/NM等でコンディションを確認。画像でノイズ、線傷、くもりをチェック。
  • ジャケットの状態 — シーム割れ(seam split)、角のつぶれ、日焼けの有無。
  • 付属物の完全性 — ポスター、ブックレット、ダウンロードコード、帯(日本盤)など。
  • マトリクス(runout) — 盤のエッジ近くに刻まれた刻印で、プレス回や工場を識別できます。出品説明にあるか確認。
  • プレス国表記 — UK盤、EU盤、US盤、日本盤でプレスやマスタリングが異なる場合あり。レビューや試聴で良評価を探す。
  • 価格相場調査 — Discogsのマーケットプレイスや中古ショップの履歴で相場を把握。

保管・再生のポイント

  • 保管は直射日光・高温多湿を避け垂直に立てる。内袋は紙よりもポリエチレン等の良質スリーブ推奨。
  • 再生前はレコードクリーナーや静電気除去ブラシで埃を落とす。特にBMTHの重低音が出る盤はダストでノイズが目立ちます。
  • ターンテーブルは針圧やアライメントを適切に設定。曲のダイナミクスを損なわないようにしましょう。
  • スリップマットやアイソレーターでターンテーブルの振動を抑えると低域の輪郭が改善します。

真贋・ブート対策

人気バンドはブート(海賊プレス)が出回ることがあります。見分け方としては、レーベルロゴやジャケット印刷の粗さ、マトリクス情報の欠如、極端に安い価格、ダウンロードコードや付属物の不一致などを確認してください。信頼できるショップや評価の高い出品者から購入するのが安全です。

どの盤を優先するか — 購入プライオリティの提案

  • まずは「Sempiternal」の良質なアナログ(初回/重量盤)をおすすめします。音楽的変化の節目でありアナログでの表現が高評価です。
  • 初期の激しさを楽しみたいなら「Suicide Season」「Count Your Blessings」の初回プレスを探す。だが高額になりやすい点に注意。
  • 最新作やEPはヴァリアントが多くコレクター向け。音質重視なら黒盤/180gの標準プレスを検討。

最後に — レコードでBMTHを聴く意味

BMTHはジャンル横断的なサウンドチェンジが魅力のバンドです。アナログ盤で聴くことで、各アルバムごとの音の「質感」やマスタリングの違い、ジャケットアートの存在感をより深く味わえます。コレクションとして揃える楽しさ、再生時の儀式性、そして音楽そのものの再発見──これらがレコード収集の醍醐味です。購入時はプレス情報とコンディションを慎重に確認し、自分が何を重視するか(音質か見た目か希少性か)を基準に選んでください。

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