Triumph(トライアンフ)のおすすめアルバムと聴きどころを徹底ガイド

Triumph(トライアンフ)とは

カナダ出身のハードロック/プログレ寄りのロック・トリオ、Triumphは1975年結成。リック・エメット(ギター/ヴォーカル)、ギル・ムーア(ドラム/ヴォーカル)、マイク・レヴィン(ベース/キーボード)が中心となり、ドラマティックなギター・フレーズ、コーラスワーク、そしてライブでの強い表現力で知られます。1970年代後半から1980年代中盤にかけての活動で、北米を中心に熱心なファン層を獲得しました。

おすすめレコード(厳選)

  • Just a Game(1979)

    ブレイクスルー作。シンプルでキャッチーな楽曲構成と、メロディが際立つアルバムです。代表曲「Lay It on the Line」を含み、Triumphの「歌もの」路線とハードロック性がバランス良く出ています。ポップな側面から入門するのに最適。

  • Allied Forces(1981)

    商業的にも評価され、バンドの絶頂期を象徴する1枚。ヘヴィなリフとドラマ性、高速ナンバーからバラードまで幅広く収録され、代表曲「Magic Power」などライブでも人気の高い楽曲が並びます。Triumphの“王道”サウンドを体感できる名盤。

  • Never Surrender(1982)

    勢いを保ちながら、さらに磨かれた楽曲群を収録。タイトル曲「Never Surrender」をはじめ、シンセやプロダクション面での洗練が進んだ時期の作品で、80年代ロックの産物としての魅力があります。

  • Thunder Seven(1984)

    コンセプチュアルな要素とテクニカルな演奏が結びついた作品。プログレッシブな展開や長尺曲、アレンジの豊かさが目立ち、聴き応えのあるアルバムです。楽曲ごとの世界観をじっくり楽しみたい人におすすめ。

  • Triumph(1976)/Rock & Roll Machine(1977)

    初期作2枚は、より生々しくヘヴィなロックを押し出した内容。若さと荒々しさが魅力で、バンドのルーツを知るうえで重要です。コレクターや“原点回帰”的に聴きたい人に向いています。

  • Stages(ライヴ/1985)などのライヴ盤

    Triumphはステージでの評価が高く、ライヴ盤はバンドの熱量と演奏力をストレートに伝えます。スタジオ・アルバムとは違うアレンジや即興的なソロを楽しめるので、まず1枚はライヴ盤を押さえておくとバランスが良いです。

代表曲と聴きどころ(短評)

  • Lay It on the Line — ストレートなメロディと歌心が光る代表曲。ラジオでも親しまれた鉄板ナンバー。
  • Magic Power — コーラスとギターの掛け合いが印象的な、Triumphの象徴的アンセム。
  • Never Surrender — 80年代ロックらしいドラマと前向きな歌詞が特徴のナンバー。
  • (その他)Fight the Good Fight など、力強いロック・チューンやバラードまで、アルバムごとに色の異なる曲が揃っています。

音楽的特徴と時代ごとの変化

Triumphのサウンドは、初期の骨太なハードロックから、メロディを前面に出した親しみやすい作品、そして80年代に入って洗練されたプロダクションへと移り変わります。リック・エメットのギター・ワークはテクニカルでありつつ歌心があり、ギル・ムーアのドラムは力強くダイナミック。三人のアンサンブルが生む厚みとコーラスの美しさがバンドの大きな魅力です。

レコードを選ぶ際のポイント(音源・盤選び)

  • スタジオ盤とライヴ盤の使い分け:スタジオ盤ではアレンジやプロダクションを、ライヴ盤では演奏の即興性と熱量を楽しめます。
  • オリジナル盤 vs リイシュー:オリジナル・プレスには当時の音作りや空気感が残っていますが、リマスター盤は音像がクリアになっていることが多いので好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
  • 盤の仕様チェック:ジャケットのゲートフォールドやインナー、ライナーノーツの有無はコレクション価値に影響します。盤やスリーヴの状態は購入前に確認を。
  • 音質の違い:マスタリングが異なると印象が変わります。ディスクユニオンや専門店のレビュー、オーディオフォーラムの情報を参考にすると失敗が少ないです。

ライヴ盤・編集盤を聴く意義

Triumphはライヴでの表現力が高く、アルバムの完成度だけでは伝わらない熱量やソロの自由度がライヴ盤でこそ味わえます。特に80年代のツアーを収めた作品は、観客との一体感やスタジオとは違うアンサンブルの妙が楽しめるため、スタジオ盤を気に入ったらぜひライヴ盤も合わせて聴いてください。

まとめ

Triumphは、ハードロックの確かな演奏力とメロディアスな楽曲構成を併せ持つバンドです。初期の荒々しいサウンドから、80年代の洗練されたプロダクションまで幅があり、入門盤としては「Just a Game」や「Allied Forces」、より深掘りするなら「Thunder Seven」やライヴ盤が特におすすめです。アルバムごとの色の違いを楽しみつつ、自分の“Triumph像”を見つけてください。

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参考文献