Kirk Hammettおすすめレコード深掘りガイド ─ メタリカ名演からソロ作まで

Kirk Hammettのおすすめレコード 深掘りコラム

Metallicaのリードギタリスト、カーク・ハメットは、スラッシュ/ヘヴィメタル界で最も象徴的なギタリストの一人です。本稿では、彼の演奏が際立つ代表作/名盤を厳選し、それぞれの聴きどころ、カークのギターワークに注目すべきポイント、関連するライブやコンテクストを深掘りします。初心者にもプロ志向のリスナーにも役立つ“聴き方”のアドバイス付きです。

おすすめレコード一覧(概要)

  • Ride the Lightning (1984) — Metallica
  • Master of Puppets (1986) — Metallica
  • ...And Justice for All (1988) — Metallica
  • Metallica (The Black Album) (1991) — Metallica
  • Death Magnetic (2008) — Metallica
  • Hardwired... to Self-Destruct (2016) — Metallica
  • Portals (2022) — Kirk Hammett(ソロ作)

各レコードの深掘り

Ride the Lightning (1984)

ポイント:カークのスタジオ初参加アルバムであり、彼のソロ・スタイルが明確になっていく過程が聴けます。曲ごとの劇的な展開とメロディックなソロが印象的です。

  • 注目曲:「Fade to Black」「For Whom the Bell Tolls」「Creeping Death」
  • 聴きどころ:メロウなクリーン→ヘヴィなソロへの移行、ワウを活かした表現、フレーズの歌わせ方。

Master of Puppets (1986)

ポイント:Metallicaの代表作にしてスラッシュの金字塔。カークのソロは曲のクライマックスを担うことが多く、技巧と感情表現が融合しています。

  • 注目曲:「Battery」「Master of Puppets」「Welcome Home (Sanitarium)」
  • 聴きどころ:速弾き的なパッセージと歌心あるミドルテンポのフレーズの対比、リフとの一体感。

...And Justice for All (1988)

ポイント:複雑な構成と長尺曲が多く、カークのリードが曲の構造を補完します。ミックス上のベースの扱いが議論される作品ですが、ギター表現は非常に細かい。

  • 注目曲:「One」「Harvester of Sorrow」「Blackened」
  • 聴きどころ:テクニカルなフレーズ、トーンの使い分け、緊張感を生むアーミングやスライド。

Metallica (The Black Album) (1991)

ポイント:プロダクションが大幅に変わり、楽曲はコンパクトかつキャッチーに。カークのソロはより“歌う”役割を担い、メロディ重視のフレーズが増えます。

  • 注目曲:「Enter Sandman」「Nothing Else Matters」「Sad but True」
  • 聴きどころ:シンプルかつ印象的なリック作り、フレーズのフレージングとタイミング。

Death Magnetic (2008)

ポイント:バンドが“原点回帰”を図った一枚。カークはスラッシュ的な速いフレーズと、曲のダイナミクスを強調するソロを弾き分けます。

  • 注目曲:「Cyanide」「The Day That Never Comes」「All Nightmare Long」
  • 聴きどころ:アグレッシブなトーン、ペンタトニック主体の炸裂パッセージとメロディアスな境界線。

Hardwired... to Self-Destruct (2016)

ポイント:多彩なテンポとスタイルを取り入れた近年作。カークのソロは過去の要素を踏襲しつつも、よりエフェクトやダイナミクスを駆使した表現が増えています。

  • 注目曲:「Hardwired」「Halo on Fire」「Spit Out the Bone」
  • 聴きどころ:速弾きとメロディのバランス、ブリッジからの盛り上げ方、ワウやエフェクトの演出。

Portals (2022) — Kirk Hammett(ソロ作)

ポイント:カークのソロ名義によるインストゥルメンタル寄りの作品。映画音楽的なスケール感、アンビエントやオーケストレーションを取り入れたアプローチが特徴で、彼のホラー映画への造詣と作曲センスが前面に出ています。

  • 注目トラック:アルバムを通じた雰囲気作りが中心(インスト中心のため曲単位の盛り上がりに注目)
  • 聴きどころ:テクニックよりもムードとサウンドデザイン、ギターとオーケストレーションの融合。

ライブ/カバー作品も聴くべき理由

ライブ作品はカークの即興やアレンジ感覚、ステージ上での化学反応を知るうえで不可欠です。特にオーケストラとの共演盤(S&M, S&M2)は、彼のメロディメイクがシンフォニックに拡張される様子を楽しめます。また、コンピレーション/カバー集(Garage Inc. 等)では彼のルーツや好みが垣間見えます。

カーク・ハメットのギターワークを聴くポイント

  • メロディ重視のフレーズ作り:速弾きが目立っても、フレーズ全体として歌わせる意識が強い。
  • ワウの効果的使用:ワウ・ペダルで人間の声のように表情付けをする場面が多い。
  • 映画音楽的モチーフ:ホラー映画への愛着がフレーズやサウンドデザインに反映される。
  • ヘヴィなリズムとの対比:ギターソロはリフやリズムパートと対話しており、バンドとのバランスを重視している。

聴き方のコツ(実践)

  • 初見:まずはアルバム全体を通して聴き、曲の流れとカークの立ち位置を把握する。
  • 詳細聴取:ソロ部分だけを繰り返してフレーズを追い、どのようにメロディを構築しているか注目する。
  • 比較:異なる時期のアルバム(初期 vs. 中期 vs. 近年)を並べ、プレイスタイルやトーンの変化を比較する。

さらに掘り下げたい人へ(おすすめ活動・資料)

  • ライブ映像:公式のライブBlu-rayやYouTube公式チャンネルでステージ上の表情やギター操作を観察する。
  • ギタリスト向けインタビュー:彼のモチベーションや影響源、機材に関する言及を読むことで演奏理解が深まる。
  • ソロ作やコラボ曲:Portalsのようなソロ作品は曲作りの側面を知るうえで貴重。

まとめ

カーク・ハメットは単なる速弾きのギタリストではなく、「曲を歌わせる」ことを重視する表現者です。Ride the LightningやMaster of Puppetsなどの古典的名盤から、近年の回帰作やソロ作品までを通じて彼の成長と多面性を追うことで、より深い理解が得られます。各アルバムの注目箇所を押さえて聴くと、カーク独自の美学が浮かび上がってきます。

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参考文献