The Association(アソシエーション)入門:名盤&中古レコードの選び方と聴きどころ
The Association — おすすめレコードを深掘りするコラム
1960年代後半に登場したThe Associationは、洗練された6声〜多声音のハーモニーとポップなソングライティングで「サンシャイン・ポップ」や「ソフト・ロック」の代表格として知られます。本コラムでは代表作・名盤を厳選して深掘りし、どのアルバムを聴くべきか、どの盤を探すと面白いかを解説します(再生や保管のコツについては触れません)。
バンドの音楽的特徴(要点)
6人編成(コーラス重視)による緻密なハーモニー。パートの重ね方やリードの入れ替えが魅力。
ポップでキャッチーなメロディに、時にフォークやジャズ的なコード進行が混ざる構成。
スタジオでのアレンジに凝った楽曲が多く、LAの一流セッションマンや名プロデューサーが関与した録音が多い。
おすすめアルバム(優先度順・聴きどころとポイント解説)
And Then... Along Comes the Association(1966)
おすすめ度:★★★★★(入門必聴)
解説:デビュー作で、「Along Comes Mary」「Cherish」など初期の代表曲を含むアルバム。バンドのハーモニー志向が最初に結実した作品で、ポップスとしての完成度が高い。初期のシングル・ミックス(モノラル)とアルバム・ステレオの差を楽しめる点も魅力。Insight Out(1967)
おすすめ度:★★★★★(名盤)
解説:「Windy」「Never My Love」といった大ヒットを収めたアルバム。アメリカン・ポップの洗練とスタジオでの豪華なアレンジが光る一枚。特に「Windy」は軽やかなフルートやピアノのアレンジとコーラスの掛け合いが印象的で、彼らの“商業的成功と芸術性”が両立した代表作と言えます。Birthday(1968)
おすすめ度:★★★★☆(成熟期の作品)
解説:「Everything That Touches You」などを収め、より成熟したソングライティングとアレンジが聴ける作品。シングル曲以外にも聴き応えのあるアルバム曲があり、当時のポップスの幅を感じられます。Greatest Hits / Best Of(各種編集盤)
おすすめ度:★★★★☆(入門・まとめ向け)
解説:シングルヒットをコンパクトにまとめた編集盤は入門に最適。オリジナル・シングル・エディット(短めのラジオ・エディット)が収録されていることがあるため、ヒット曲の「当時の形」を知るには良い選択です。編集盤によって収録バージョンや音源の出典が異なるので、ブックレットやトラック表記を確認しましょう。Stop Your Motor(1971)
おすすめ度:★★★☆☆(後期の興味深い試み)
解説:全盛期からは離れた時期の作品ですが、音作りや曲調の変化が見られるため「進化の跡」をたどるには面白い。コレクターやディープリスナー向け。
代表曲・重要曲のポイント解説
Cherish
バラードとしての完成度が高く、コーラスの重なりとシンプルな伴奏で感情を伝える名曲。1966年にヒットし、バンドの知名度を一気に高めました。Along Comes Mary
16ビート寄りのリズムに乗るポップチューン。メロディとアレンジのバランスが良く、初期の代表曲として欠かせません。Windy
フックの強いサビと軽快なアレンジが特徴。リズム・トラックとホーン/木管系のアクセント、コーラスの掛け合いによって楽曲が立体的に聞こえます。Never My Love
比較的落ち着いたテンポで、歌メロとコード進行の美しさが際立つ一曲。長年にわたりカバーも多く、名曲としての地位を保っています。Everything That Touches You
ポップでありながらやや幻想的な響きを持つ楽曲。コーラスワークとアンサンブルが合わさって、バンドの“芳醇なサウンド”を象徴する曲のひとつです。
盤の選び方・聴き比べのポイント(プレス/ミックス面)
60年代ポップはモノラル・シングル・ミックスが“公式のリスニング形態”であることが多く、シングルのオリジナル・モノ録音は楽曲のバランスが良く聞こえる場合があります。オリジナル・シングル(モノ)とアルバム・ステレオでの違いを聴き比べると面白いです。
日本盤や初回盤の帯・歌詞カード・ジャケットの状態はコレクター評価に影響します。ライナーノーツやクレジットを参照すると、参加ミュージシャンやプロデューサーの情報が得られます。
編集盤や再発ではリマスターによる音像の違いや、未発表テイク/シングル・バージョンの有無が異なるため、目的(ヒット曲だけ聴きたいのか、未発表音源を集めたいのか)を明確にして選ぶと良いです。
聞きどころ・分析的視点
ヴォーカル・ハーモニー:各パートが明確に役割分担されており、リードが入れ替わることで楽曲ごとに表情が変わる点を注目して聴くと面白い。
スタジオ・アレンジ:ストリングスやホーン、木管、ピアノの使い分けが巧みで、楽曲の“ポップさ”を損なわずに豊かなテクスチャーを与えています。
楽曲構成:短いAメロ—Bメロ—サビの構成を巧みに操りつつ、ブリッジや間奏で意外性を加える遊び心もある。
入門者向けの聴き方提案
まずはベスト盤で主要ヒット(Cherish / Along Comes Mary / Windy / Never My Love / Everything That Touches You)を聴く。
気に入ったらデビュー作「And Then... Along Comes the Association」と「Insight Out」を通して聴き、スタジオ・アレンジやアルバム曲の深さを味わう。
よりディープに追うなら、シングルのモノ盤や、日本初回盤などのオリジナル盤、及び良質なリマスターCDやアナログ再発を聴き比べると発見があります。
最後に
The Associationは「シンプルなポップスに見えるが実は緻密なハーモニーとアレンジで支えられている」バンドです。代表曲はどれも耳に残るフックを持ちつつ、アルバム曲にも聴きどころが多いので、ヒット曲だけで終わらせずアルバム単位で聴くことをおすすめします。
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