The Lettermen おすすめレコード完全ガイド|入門から深掘りまで、ハーモニーと時代別サウンドを徹底解説
イントロダクション — The Lettermenとは何者か
The Lettermenは、やわらかなコーラスとロマンティックなバラードで知られるアメリカのボーカル・トリオです。主に1960年代を中心に活動し、ポップス/スタンダード曲の美しいハーモニー解釈で幅広い支持を集めました。本稿では、レコード好き・コレクター目線で「まず聴いてほしい」「深掘りすると面白い」おすすめ盤をピックアップし、それぞれの魅力や聴きどころを詳しく解説します。
聴きどころのポイント(共通)
ハーモニーの質感:The Lettermen最大の魅力は三声のバランス。リードとコーラスの距離感、ビブラートの使い方、掛け合いに注目してください。
アレンジと伴奏:オーケストラやストリングスを用いた編曲が多く、歌心を引き立てる伴奏の運びを楽しめます。アレンジャーや指揮者による違いも興味深い点です。
時代ごとの音作り:初期のモノラル録音は温度感と密度があり、後年のステレオ/プロダクション志向の録音はより滑らかで洗練されています。好みに応じて聴き比べる価値があります。
おすすめレコード(入門〜定番)
代表的ベスト/コンピレーション(例:「Greatest Hits」「The Very Best of The Lettermen」など)
解説:まずは編集盤で代表曲を一気に押さえるのが定石です。ヒット曲が時系列に並んでいる盤だとグループの音楽的変遷もつかめます。複数の編集盤が出ていますが、オリジナル・シングル音源やモノラル表記があるものを選ぶと、当時の空気感をよりよく味わえます。初期アルバム(例:デビュー期のアルバム)
解説:デビュー〜初期のLPは、トリオのハーモニーが最も“生”に近い形で聴けます。選曲にはスタンダードや当時のポップスのカバーが多く、編曲もシンプルでボーカルが前面に出るため、ボーカルグループとしての核を確認するのに最適です。ヒットシングル集(シングルA面/B面集)
解説:The Lettermenはシングルヒットで広く知られたため、シングル単位で聴くとヒット曲のシンプルな魅力が際立ちます。A面の名曲だけでなく、その時代のB面や別アレンジも聴くと意外な発見があります。ラヴ・ボールード中心のスタジオ盤(バラード集)
解説:甘く抑えたボーカル表現と文字通り“ロマンティック”な選曲が詰まったアルバム群。結婚式やワインを傾ける夜に合うレパートリーが多く、ヴォーカルのニュアンスに耳を傾けることで表現の細かな差が楽しめます。クリスマス/テーマ性のあるアルバム
解説:季節ものやテーマ盤では、普段聴けないアレンジや選曲が登場します。聖歌や冬のスタンダードを彼らのハーモニーで再解釈した作品はコレクション価値が高く、ファンならずとも一枚持っておきたくなる魅力があります。
おすすめレコード(マニア向け・深掘り盤)
オリジナル・キャピトル期のLP(初期プレス)
解説:オリジナル・プレスのLPは当時のサウンド・バランスをそのまま伝えます。編集やリマスタリングで意図が変わっていることもあるため、初出の音像を確認したいコレクターに勧められます(※購入時は盤面・見本歌詞カード等の付属品もチェック)。未発表/アウトテイク集(レア音源集)
解説:ツアーでのライブ録音やスタジオ・アウトテイクをまとめたリリースは、アレンジの違いやメンバーの即興的なやり取りが聴けるので聴き応えがあります。歴史的背景を補完する意味でも貴重です。日本盤・限定リイシュー(日本での人気を反映した独自編集盤)
解説:The Lettermenは日本でも根強い人気があり、国内盤や独自編集のベスト盤が存在します。日本語ライナーノーツや別テイクの収録、CDの音質にこだわったリイシューなど、コレクター向けの価値があることが多いです。
代表曲と聴きどころの例
「When I Fall in Love」(代表的バラード)
解説:シンプルな旋律と歌詞を、三声のハーモニーで丁寧に紡ぐ典型的な一曲。リードの表情付けやコーラスの寄せ方に注目すると、彼らの表現技法がよくわかります。「Put Your Head on My Shoulder」などのカバー曲
解説:オリジナルを知っている曲を彼らがどう自分たちの色に染めるかを見るのも面白いポイント。テンポ感、バックのストリングスとの絡み、コーラスの乗せ方に個性が表れます。ムード曲/インストを配した曲(アルバム・トラック)
解説:シングル以外のアルバム・トラックには実験的な編曲や、アルバム全体のムードを統一するための選曲があることがあります。通しで聴くとアルバム作りの意図が見えてきます。
購入・収集の指針(何を基準に選ぶか)
目的を明確に:とにかく代表曲だけを手早く聴きたいのか、オリジナル盤の「当時の音」を味わいたいのか、レア音源や別テイクを集めたいのかで選ぶ盤種が変わります。
盤の表記を確認:モノラル/ステレオ表記、リマスターか初出音源か、別テイクの有無など。特にボーカル・グループはミックスの差で印象が大きく変わります。
国内盤の独自編集を活用:日本盤にはライナーノーツやボーナストラックが付くことがあり、歴史的解説を日本語で読めるメリットがあります。
まとめ
The Lettermenは「曲を歌うこと」に徹した美しいハーモニーが魅力のグループです。まずは編集盤や代表曲集で音色とハーモニーを把握し、そこから初期LPやリイシュー、レア盤へと掘り下げていくのがおすすめの聴き方です。スタジオ録音の整った美しさと、ライブやアウトテイクに残る生々しさの双方を比較しながら、彼らの表現の幅を楽しんでください。
エバープレイの中古レコード通販ショップ
エバープレイでは中古レコードのオンライン販売を行っております。
是非一度ご覧ください。

また、レコードの宅配買取も行っております。
ダンボールにレコードを詰めて宅配業者を待つだけで簡単にレコードが売れちゃいます。
是非ご利用ください。
https://everplay.jp/delivery


