Girlschool レコード完全ガイド:NWOBHM時代の名盤を選ぶ実践チェックポイントと買い方術
序文:Girlschoolとは何者か
Girlschoolは1978年に結成されたイギリスの女性4人組ハードロック/NWOBHM(ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)バンドです。クラシック・ラインナップはキム・マコーリフ(Kim McAuliffe、リズムギター&ボーカル)、ケリー・ジョンソン(Kelly Johnson、リードギター&ボーカル)、エニッド・ウィリアムス(Enid Williams、ベース&ボーカル)、デニース・デュフォート(Denise Dufort、ドラムス)で、1979〜1982年あたりをピークに独特のグルーヴ感とガレージっぽい荒々しさを併せ持ったサウンドで人気を博しました。
聴きどころの前提
このコラムでは、Girlschoolをレコードで楽しむ/収集する観点から「聴くべきアルバム/シングル」をピックアップし、各作品の魅力・選ぶ際のチェックポイント・買いどきの目安などを掘り下げます。レコードの再生・保管の具体的なメンテナンス方法については扱いませんが、プレスや版の選び方、購入ルートなど実践的な助言は含めます。
おすすめレコード(必聴スタジオ・アルバム)
Demolition(デビュー作/初期の荒々しさを味わう)
デビュー期の勢いと、パンク寄りの荒削りなエネルギーが詰まった作品。生々しい演奏感やスピード感を好むリスナー、あるいはバンドの原点を確認したい人に最適です。初期プレス(当時のレーベル表記・盤のラベル)にはコレクション価値がつくことがあります。
Hit and Run(代表作/必携)
Girlschoolを語る上で外せない一枚。タイトル曲はシングルでも知られ、バンドの代表的なサウンド—キャッチーなリフとタイトなリズム—が凝縮されています。初期の名曲群と完成度の高い楽曲構成が聴きどころで、初心者の入門盤としてまず押さえたいアルバムです。
Screaming Blue Murder(フェーズの移行期)
初期の荒々しさと、よりプロダクション志向の折衷が感じられる作品。バンドの音楽的レンジが広がった時期の記録として重要で、初期作と並べて聴くことで変化を楽しめます。
Play Dirty(商業性と実験のバランス)
よりポップ寄り/商業的なアプローチが目立つ作品。好みは分かれますが、80年代の音作りや時代背景を味わううえで価値があります。シングルカット曲やラジオ向けの楽曲が多く、バンドの別側面を知ることができます。
おすすめレコード(EP・シングル・編集盤)
St. Valentine's Day Massacre EP(Motörheadとの共作EP)
モーターヘッドとの共演(ヘッドガール名義の共同作品)として有名なEP。カヴァーも含めた豪快な演奏で、両バンドのファンに刺さる一枚です。コラボ作品としての歴史的価値も高く、コレクターからの注目度も高いレア盤が存在します。
ベスト/アンソロジー盤(入門用)
初期シングルやアルバム代表曲をまとめた編集盤は、まず全体像を掴みたいリスナーに便利です。リマスターやボーナス・トラックの有無で音質・内容が大きく違うため、購入前に収録内容とクレジット(リマスタリングや追加音源の出典)を確認することをおすすめします。
各アルバムを選ぶときの具体的ポイント
オリジナル・プレス vs リイシュー
オリジナル(1979〜1982期のUKオリジナル盤など)はコレクション価値と音の“勢い”が魅力。一方、リイシューは盤質やリマスタリングの質が高いことがあり、再発のマスターソース次第で音の好みは分かれます。マトリクス/Runoutの確認
オリジナル盤か否か、どのプレスかを判断する際に重要です。Discogsの該当リリースページと照合して、カタログ番号やマトリクス表記を確認しましょう。ジャケットとインサート類
オリジナルの見開きジャケット、歌詞カード、インサート、当時の帯(日本盤OBI)などの有無で価格も変わります。コレクターなら状態確認は必須です。音質(マスター/カッティング)
80年代のオリジナル・カッティングはアナログらしい密度感がありますが、傷や経年劣化のリスクも。リイシューでは最新のリマスターやリマスタリングの意図(音圧やEQ)をチェックしてください。
買う/探す際の実務アドバイス
信頼できる出品者・ショップを選ぶ
写真や盤の状態説明(A〜D評価)、返品ポリシーが明確なショップを選びましょう。個人出品は安く見つかることもありますが、マトリクス写真や細かな情報が無い場合は質問をしましょう。Discogsを活用する
各リリースの詳細(リリース年、カタログ番号、帯の有無、マトリクス表記など)がまとまっています。価格トレンドも参考になります。日本盤の存在
日本盤(帯付き)はコレクター需要が高く、場合によっては音質面で優れたプレスがあることもあります。国内のレコード店やネットショップで探してみてください。オークションと相場観
人気盤や状態の良いオリジナル盤は相場が上がることがあります。落札前に過去の落札価格をチェックして目安をつくると安心です。
聴き分けのコツ:何を基準に“良い盤”とするか
音の鮮度・力感
初期Girlschoolの魅力は演奏の生々しさ。過度な圧縮やデジタル処理が少ないマスターを好むならオリジナルや高評価のアナログ再発を選びましょう。曲順・収録曲の違い
リイシューではボーナス・トラックや別テイクが含まれることがあります。収録内容が自分の目的(完全なディスコグラフィーを揃えたいのか、代表曲のみで良いのか)に合うかを確認してください。プレス国ごとの差
国ごとにカッティング技術やマスター使用の差が出ることがあります。例えば日本盤が良いとされるケースもあるので、視聴レビューやサンプル音源を探して比較するのがおすすめです。
保存・管理以外のコレクションの楽しみ方
ジャケット・アートワークを味わう
Girlschoolの初期ジャケットはバンドのキャラクターを反映しており、アートワーク研究も面白いポイントです。時代背景をたどる
NWOBHMという文脈、モーターヘッドとの交流、女性だけのハードロック・バンドという立ち位置など、音楽史的な観点で楽しむとコレクションの見方が広がります。ライヴ音源で比較する
スタジオ盤とライヴ盤を並べて聴くことで、楽曲のアレンジや演奏の躍動感の違いを楽しめます。ライヴ録音はバンドの生の魅力を伝えてくれます。
まとめ:どの一枚から入るべきか?
まずは「Hit and Run」を押さえるのが最も無難で満足度が高い一枚です。その後、初期の荒々しさを味わうなら「Demolition」、音の変化を追いたいなら「Screaming Blue Murder」「Play Dirty」と進むとバンドの歴史と音楽性の広がりが実感できます。EPではモーターヘッドとの共作(St. Valentine's Day Massacre)を聴いておくと、Girlschoolの位置づけと当時のシーンがよくわかります。
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