The Runawaysの名盤ガイド:初心者からコアファンまで聴くべきおすすめアルバムと聴きどころ
序文 — なぜThe Runawaysのレコードを今改めて聴くべきか
1970年代半ばに現れたThe Runawaysは、女性だけのロック・バンドが商業的・文化的に注目を浴びるきっかけを作ったパイオニアの一つです。未熟さと原石の輝き、そして挑発的なセルフ・イメージが同居するその音楽は、パンクやガールズ・ロック、後のオルタナティヴの流れに強い影響を与えました。本稿では「入門として」「コアなファン向けに」「ライブでの魅力を伝える」などの観点から、特におすすめできるレコードを深掘りして解説します。
バンドの基本情報(短く)
- 結成:1975年(LA)
- 主要メンバー:ジョーン・ジェット(ギター/ボーカル)、シェリー・カリー(ボーカル)、リタ・フォード(リードギター)、サンディ・ウェスト(ドラム)、ジャッキー・フォックス(ベース)ほか
- プロデューサー/マネージメントにキム・フォーリーが深く関与。商業的成功と論争の両方に影響を与えた。
おすすめレコード(基本盤)
The Runaways(デビュー・アルバム)
なによりもまず手に入れてほしい一枚。デビュー作はバンドの原石としての魅力が詰まっています。荒々しい演奏、キャッチーで皮肉の効いた歌詞、そして何より「Cherry Bomb」の存在感が群を抜いています。
- 聞きどころ:代表曲「Cherry Bomb」はもちろん、ロックンロールの直球を投げる数曲でバンドの勢いが伝わります。
- おすすめポイント:初期の荒削りなエネルギーを味わえる。パンク/ガレージ志向のリスナーにも刺さる一枚。
Queens of Noise(成長と多様性を示す2作目)
デビューの直後に出たこの作品では、演奏面やアレンジに一段の成長が見られます。よりヘヴィなギター・サウンドや、メロディ面での幅が広がっているのが特徴です。曲の構築力が増し、デビュー時の勢いだけではない「バンドとしての厚み」を感じられます。
- 聞きどころ:ギター・ワークの存在感、ハーモニーやコーラスの使い方に注目。
- おすすめポイント:単なるガールズ・バンドのイメージを超えた演奏力と楽曲力を確認できる一枚。
Live in Japan(ライブ・アルバム)
The Runawaysはスタジオ録音以上にライブでの強さを示すタイプのバンドでした。日本での人気は高く、ライヴ盤はバンドの即物的なエネルギーと客席との一体感をそのまま伝えます。ライブ・バージョンならではのテンポやアレンジで、スタジオ版とは違う興奮を味わえます。
- 聞きどころ:ステージングの迫力、観客の反応、ライブならではの即興的な演奏。
- おすすめポイント:彼女たちのライヴ・パフォーマンスの真価を知るための必聴盤。
And Now...(後期のスタジオ作/分岐点)
後期のスタジオ作は、商業的な狙いも濃く出ており、プロダクションが洗練されている一方で、初期の荒々しさは薄れる傾向があります。それでも楽曲の幅やポップ感、ギター・ソロなどの技術的な面で魅力があるため、バンドの変化を追う上では重要な一枚です。
- 聞きどころ:アレンジの変化、ソロワーク、ポップ寄りの楽曲群。
- おすすめポイント:成長と商業的志向が交差するフェーズを体感できる。
コレクター/リスナー別のおすすめ選び方
リスナーの興味や目的によって「最適な1枚」は変わります。以下を目安に選んでください。
- 初めて聴く人:デビュー盤とベスト・コンピ(代表曲を一通り掴む)
- 演奏の“荒々しさ”を楽しみたい人:デビュー盤+Live in Japan
- 細かな音作りや変化を追いたい人:Queens of Noiseと後期作(And Now...)
- レア曲・未発表音源に興味がある人:アウトテイク/コンピ盤(Flaming Schoolgirls等)をチェック
アルバムごとの聞きどころ(音楽的観点)
- 編曲とダイナミクス:デビュー作はコンパクトで直球、2作目以降はダイナミクスの幅が広がる。
- ボーカル表現:シェリー・カリーのヴォーカルは生々しく、ジョーン・ジェットは冷静で力強い歌い回し。楽曲ごとに表情が変わるのを追うのが面白い。
- ギター・スタイル:リタ・フォードのリードとジョーンのリズムが対比を作り、バンドのサウンドの核になっている。
- プロダクションの影響:キム・フォーリー等の介入は賛否ありますが、商業性とショック価値を同時に高めた(そしてそれが批評の対象にもなった)点は見逃せません。
収集・購入時の注意点(内容に関するアドバイス)
- オリジナル盤/初回プレス:コレクター価値はありますが、リマスター再発盤は音質やボーナス曲の面で利点があることも多いので、目的(音質重視かオリジナルの雰囲気重視か)を明確に。
- 編集盤・コンピレーション:未発表曲やレア・テイクを含むものがあり、ディープ・カタログを掘るのに便利。ただしトラック・リストは版によって差があるので要確認。
- 国別リリース差:日本盤はジャケットや収録曲の順が異なることがある。日本での人気が高かったため、現地盤は独自の価値を持つことが多い。
代表曲(必聴トラック)
- Cherry Bomb — バンドの象徴的な一曲。シンプルで強烈なフック。
- Queens of Noise(タイトル曲) — バンドのヘヴィな側面を表す曲。
- You Drive Me Wild/Born to Be Bad(代表的なアルバム曲群) — ライブで盛り上がるタイプのナンバー。
- ライブ・テイク(Live in Japanからの数曲) — スタジオ版との差異を楽しむために必聴。
バンド史的な位置づけと現代への影響
The Runawaysが与えた影響は、単に楽曲やスタイルだけでなく、「女性だけのロック・バンドが商業舞台で成功し得る」という前例を作った点にあります。ジョーン・ジェットのソロ活動や、後続のガールズ・パンク/オルタナ系アーティストへのつながりは明白です。音楽的には、シンプルなロックの強度を保ちつつ、メロディの良さやコントラストを用いて多様な表情を見せる点が、現在でも新鮮に聴こえます。
まとめ:どの1枚から始めるべきか
初めて聴くならデビュー盤(The Runaways)と、できればライブ盤(Live in Japan)をセットで。そこからQueens of Noiseや後期作、コンピレーションへと広げることで、バンドの成長や変化を追体験できます。単なる“歴史的資料”としてではなく、現在でも楽しめる“ロックの生々しい魅力”がこのバンドの核心です。
エバープレイの中古レコード通販ショップ
エバープレイでは中古レコードのオンライン販売を行っております。
是非一度ご覧ください。

また、レコードの宅配買取も行っております。
ダンボールにレコードを詰めて宅配業者を待つだけで簡単にレコードが売れちゃいます。
是非ご利用ください。
https://everplay.jp/delivery
(ここにはエバープレイの簡潔な紹介文を挿入してください。エバープレイが何をしている団体/サービスか、The Runawaysの作品をどのように扱っているか、または貴方のウェブサービスの案内等を記載する想定です。)
参考文献
- The Runaways — Wikipedia
- The Runaways — AllMusic(バイオとディスコグラフィ)
- The Runaways — Discogs(リリース一覧・詳細)
- Rolling Stone — The Runaways に関する特集記事


