Mick Taylor おすすめレコード徹底ガイド:名盤と代表曲を深掘り

Mick Taylorとは

Mick Taylor(ミック・テイラー)は1949年生まれの英国ギタリスト。1960年代後半にJohn Mayall & the Bluesbreakersで頭角を現し、1969年から1974年にかけてThe Rolling Stonesの主要メンバーとして在籍。スケール感あるフィンガリングと流麗なロングソロ、ブルース由来のフレージングで知られ、Stonesの70年代初頭のサウンドに大きな影響を与えました。本コラムでは、彼のプレイが際立つおすすめレコードをピックアップし、背景・聴きどころ・聴き方の観点から深堀します。

おすすめレコード(概観)

以下はMick Taylorの魅力が特に伝わる作品群。バンド作からソロ作、若き日のブルース修行期まで、ジャンルや時代を横断して紹介します。

  • The Rolling Stones — Sticky Fingers (1971)
  • The Rolling Stones — Exile on Main St. (1972)
  • The Rolling Stones — Get Yer Ya-Ya's Out! (1970)(ライヴ)
  • John Mayall & the Bluesbreakers — Crusade (1967)
  • Mick Taylor — Mick Taylor (1979)(ソロ)

The Rolling Stones — Sticky Fingers (1971)

なぜ聴くべきか:Mick Taylor在籍期の代表作で、彼のメロディックかつ情感豊かなギターが作品全体を支えています。アルバムはロック、ブルース、カントリーの要素が混在し、Taylorの多彩な音色とフレーズが映える楽曲が多いのが特徴です。

  • 聴きどころ:"Sway" の涙を誘うロングソロ、"Can't You Hear Me Knocking" のグルーヴ感あるギターパート、"Moonlight Mile" に見られる繊細な支え。
  • ポイント解説:Taylorはここでリード楽器として楽曲のムードを作り上げ、Keith Richardsのリズムと対話する形でフレーズを展開します。フレーズの抑揚や音の残響感に注目すると、彼の表現力が分かりやすく伝わります。

The Rolling Stones — Exile on Main St. (1972)

なぜ聴くべきか:荒削りでグルーヴ感満載の二枚組。混沌とした録音状況が逆に個々の演奏の生々しさを引き立て、Taylorのブルース・ロック的アプローチがより強調されています。

  • 聴きどころ:アルバム全体でのギターの即興性、スライドやスモーキーなトーン、曲ごとに異なる表情の弾き分け。
  • ポイント解説:Taylorのフレーズは「曲の骨格を補いながら装飾する」役割を担うことが多く、歌メロに寄り添うカウンターメロディや、リズム隊と絡む短いソロが光ります。アルバムのジャズ/ゴスペル的な要素にも柔軟に溶け込む演奏を確認できます。

The Rolling Stones — Get Yer Ya-Ya's Out! (1970)(ライヴ)

なぜ聴くべきか:ライヴ盤ならではの瞬発力と即興性でTaylorのソロ演奏がストレートに伝わります。スタジオ録音よりもダイレクトにバンド内での役割や反応がわかるため、ライブ感を味わいたいリスナーにおすすめです。

  • 聴きどころ:ライブならではの伸びやかなソロ、曲間の呼吸、他奏者とのインタープレイ。
  • ポイント解説:Taylorのプレイはライブの中でリズムやテンションをコントロールする重要なピースになることが多く、生の音のやり取りから彼の音楽的センスを汲み取れます。

John Mayall & the Bluesbreakers — Crusade (1967)

なぜ聴くべきか:若き日のMick Taylorがブルース畑で鍛えられた過程を知るうえで重要な一枚。John Mayall在籍時の演奏は、後のロック的アプローチへと続く基礎を形成しています。

  • 聴きどころ:ブルースフレーズの正確さ、ミュージシャン間の呼吸、Taylorのリズム感とタイム感。
  • ポイント解説:この時期の演奏はストレートなブルース表現が中心。Taylorの基礎技術や語法、トーン作りの原型を知るには最適です。

Mick Taylor — Mick Taylor (1979)

なぜ聴くべきか:ソロ作はTaylor自身の音楽性をより直接的に示す場で、歌ものからインスト的なアプローチまで彼の引き出しを確認できます。Stones在籍時とは異なるプレゼンスやフレーズ選びに注目すると、新たな側面が見えてきます。

  • 聴きどころ:メロディ重視のリード、ギターを主体とした編曲、ソロとしての表現の自由さ。
  • ポイント解説:バンドの一員ではなく主役として振る舞う場面が多く、フレーズを如何に曲に寄り添わせながら自分の色を出すか、という点が学べます。

聴き方の提案(音楽的視点での楽しみ方)

  • フレーズの構造を見る:短いモチーフがどのように反復・発展しているかを追うと、Taylorの即興構築法が分かりやすいです。
  • ボーカルとの対話に注目する:彼はしばしばボーカルのすぐ外側で応答する形でプレイします。反応のタイミングや音色選択を追ってみてください。
  • 楽曲ごとの役割の違いを比較する:スタジオ作・ライヴ・ソロでの弾き方の差を並べて聴くと、表現の幅がより明確になります。

まとめ

Mick Taylorは技術だけでなく“歌うようなギター”で知られるギタリストです。Sticky FingersやExile on Main St.のような名盤群でのプレイは、ロックの歴史に残る名演として今なお色あせません。まずは上記の代表作を順に聴き、フレーズの作り方や音色の変化に意識を向けることで、彼の魅力をより深く味わえます。

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参考文献