情感あふれるムード歌謡の集大成
敏いとうとハッピー&ブルー『ベスト歌謡16』徹底解析

『ベスト歌謡16』は、敏いとうとハッピー&ブルーが1975年にユニオン(テイチク)レコードからカタログ番号GU-5でLPとして発売したベスト・アルバムです。
デビューシングル『わたし祈ってます』や大ヒット曲『女のこよみ』をはじめ、情感豊かなムード歌謡ナンバー全16曲を収録。
しっとりとした森本英世の歌唱と竜崎孝路による緻密なコーラス・アレンジが一体となり、ムード歌謡の魅力を余すところなく伝える一枚です。
アルバム概要
リリース情報
- 発売年・レーベル・品番
1975年リリース。ユニオン(テイチク)レコードからGU-5のカタログ番号で発売されました。 - フォーマット
33回転LP(国内盤JPN Press)仕様で、帯付き・歌詞カード付きです。
プレスと音質
国内プレスならではのしっかりとした盤質で、中低域の厚みあるサウンドを楽しめます。経年による微細なスレや歌詞カードの折れは見られるものの、コレクターズ・アイテムとして帯付き盤は人気が高いです。
背景と制作
敏いとうとハッピー&ブルーは1971年に結成し、1974年12月デビューシングル『わたし祈ってます』で注目を集めました。本作はセカンド・アルバムとして、これまでのシングルA面・B面曲やアルバム限定曲をまとめたベスト盤です。編曲を手がけた竜崎孝路のコーラス・ワークにより、しっとりとしたボーカルとのコントラストが効果的に演出されています。
収録曲詳細
女のこよみ
1975年4月リリースのシングル曲。切ないメロディとストリングスがドラマティックに盛り上がり、アルバムの冒頭を飾る代表作です。
わたし祈ってます
デビュー曲として1974年末に発表。モノラル録音ながら重厚なコーラスが印象的で、一気に注目を集めました。
馬鹿な私
吉法かずさ作詞、敏いとう作曲によるナンバー。軽やかなリズムの中に女性の切なさが漂う、ハッピー&ブルーらしい一曲です。
知りすぎたのね
なかにし礼による哀愁漂うバラード。対比的なコーラスがドラマ性を高め、聴きどころとなっています。
夢を下さい
五十嵐悟作詞・作曲のミディアムテンポ曲。じんわりと胸に響くメロディとドラマティックな展開が魅力です。
その他にも『新宿夜霧』『別れのスナック』『うしろ姿』『雪子』『昔の名前で出ています』『酒場にて』『誰にも言わないで』『久しぶりだね』など、多彩な全16トラックを収録しています。
リスナー評価と市場価値
良好な帯付き盤はおおむね3,000円前後で取引され、ムード歌謡ファンやコレクターから安定した評価を得ています。経年ならではの音の温もりを楽しむリスナーも多く、昭和歌謡の名盤として再評価が進んでいます。
総評
『ベスト歌謡16』は、敏いとうとハッピー&ブルーの初期代表曲を網羅し、情感豊かな歌唱と緻密なコーラス・アレンジが光る決定版です。昭和のムード歌謡を堪能したい方はもちろん、これから同ジャンルに触れるリスナーにも最適の一枚と言えるでしょう。
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