カントリー・ミュージック:押さえておきたい5つの名盤
今回ご紹介する5作品は、1960年代から現代までの幅広い時代とサウンドを網羅し、カントリーの多様な魅力を伝える入門盤です。伝統的なライブ・アルバムから、女性シンガーの名作、初期のデビュー作、ドラマティックなストーリーテリング、そして現代的な視点を取り入れた作品まで、いずれもカントリーの歴史と進化を感じられる名盤ばかりです。まずは気になるアルバムから聴き始め、カントリーの深い物語に浸ってみてください。
1. Merle Haggard – Okie from Muskogee (1969)
1969年12月29日にリリースされたMerle Haggard and the Strangers初のライブ・アルバムです。オクラホマ州マスコギーのCivic Centerでの公演を収録しており、熱狂的な観客のリアクションがそのまま音源に反映されています。タイトル曲「Okie from Muskogee」は同年9月にシングルとして発表され、全米カントリー・シングルチャートで4週間1位を維持し、当時の社会的テーマを象徴するアンセムとなりました。
2. Patsy Cline – Showcase (1961)
Patsy Clineの2枚目のスタジオ・アルバム『Showcase』は、1961年11月27日にデッカ・レコードから発売されました。ナッシュビルのブラッドリー・スタジオで数度にわたるセッションを経て録音され、プロデューサーOwen Bradleyのもとで洗練されたサウンドに仕上がっています。代表曲「I Fall to Pieces」はビルボードのカントリーチャートで1位を獲得し、「Crazy」もカントリー/ポップ両方のチャートでトップ10入りを果たしました。
3. Hank Williams – Hank Williams Sings (1951)
Hank Williamsのデビュー・アルバム『Hank Williams Sings』は、1951年11月9日にリリースされました。カントリー、ブルース、ゴスペルなどを横断する全8曲が収録され、特に「I Saw the Light」や「Mansion on the Hill」などのヒット曲が含まれています。当時のナッシュビル・サウンド形成に大きな影響を与えた、モダン・カントリーの礎となる作品です。
4. George Jones – The Grand Tour (1974)
『The Grand Tour』は1974年8月7日にEpic Recordsから発売されたGeorge Jonesのアルバムです。プロデューサーBilly Sherrillとのタッグで、離婚と喪失をテーマにしたドラマティックなサウンドが特徴です。タイトル曲「The Grand Tour」は同年8月に全米シングルチャート1位を獲得し、アルバム自体もビルボードのカントリー・アルバム・チャートで好成績を収めました。
5. Kacey Musgraves – Same Trailer Different Park (2013)
Kacey Musgravesのメジャーデビュー作『Same Trailer Different Park』は、2013年3月19日にMercury Nashvilleからリリースされました。Musgraves自身が共同プロデュース・作詞に携わり、率直で社会風刺的な歌詞が大きな話題を呼びました。第56回グラミー賞で最優秀カントリー・アルバム賞を受賞し、ビルボード200で2位、カントリー・アルバムチャートで1位を獲得するなど、高い評価を得ています。
以上5枚は、それぞれ異なる時代背景とサウンドを持ち、カントリーの多彩な魅力を初心者にもわかりやすく伝えるアルバムです。気になる作品からぜひ聴き始め、カントリーミュージックの深い物語に浸ってみてください。
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