初心者に贈る日本フォーク名盤5選:制作背景と聴きどころ
はじめに
日本のフォークシーンを象徴する名盤の中から、特に初心者にも聴きやすく、かつその魅力を深く味わえる5枚を厳選しました。各作品のリリース背景やレーベル、参加ミュージシャン、収録曲のポイントを詳しく解説します。
アルバム解説
1. 井上陽水『氷の世界』(1973年12月1日リリース)
ポリドール・レコードからリリースされた井上陽水の3rdアルバム。編曲には星勝とニック・ハリソンが参加し、繊細かつリリカルなサウンドが特徴です。代表曲「氷の世界」「チエちゃん」「白い一日」など、詩的な歌詞世界とメロディの美しさが際立ちます。
2. 吉田拓郎『元気です。』(1972年7月21日リリース)
CBSソニー(現Sony Music)よりリリースされた吉田拓郎のオリジナル・スタジオアルバム。シングル「旅の宿」「夏休み」「たどり着いたらいつも雨降り」を含む全15曲は、キャッチーなメロディと率直な歌詞で幅広い世代に支持され、フォーク/ニューミュージックの常識を変えた一枚です。
3. かぐや姫『レッツ・ゴー! かぐや姫』(1971年6月25日リリース)
日本クラウンから発売された、南こうせつ率いるかぐや姫第1期の唯一のスタジオ・アルバム。デビュー曲「酔いどれかぐや姫」は阿久悠の詞による一代記的構成で、ストーリーテリング性の高いフォーク作品として今なお語り継がれています。
4. 泉谷しげる『光と影』(1973年9月25日リリース)
エレックレコード(後にフォーライフ・レコード)からリリースされた泉谷しげるの4thアルバム。サディスティック・ミカ・バンドの加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏ら豪華ミュージシャンが参加し、ブルース的要素を取り入れたダイナミックなフォーク・サウンドを展開しています。
5. 荒井由実『ひこうき雲』(1973年11月20日リリース)
東芝EMI(EXPRESSレーベル)からリリースされた荒井由実(現:松任谷由実)のデビューアルバム。タイトル曲「ひこうき雲」は、叙情的なメロディと透明感ある歌声で当時の新しい音楽潮流「ニューミュージック」を象徴し、後のシンガーソングライター像を確立しました。
おわりに
以上5作品は、それぞれ異なる個性とアプローチで日本フォークの豊かな世界を表現しています。初めて聴く方は、ぜひアナログレコードやストリーミングで当時の音を体験し、その魅力を存分に味わってみてください。
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