タンゴ再生産の殿堂――フロリンド・サッソーネ『アディオス・ムチャーチョス』日本盤

『Serie Gloria Del Tango Argentino』シリーズの一環として1978年に日本限定リリースされたLP『Florindo Sassone y Su Gran Orquesta Típica – Adiós Muchachos』は、フロリンド・サッソーネが1951年11月21日に録音した「Adiós Muchachos」を収録しています。
哀愁漂うRodolfo Galéの歌声と、3~4人のヴァイオリン、3台以上のバンドネオン、ピアノ、コントラバスからなる典型的なOrquesta Típicaによるダイナミックなアンサンブルが特徴です。
日本盤ならではのモノラル録音の温かみがコレクターやタンゴ愛好家に高く評価され、中古市場では良好な状態のものが約4,000円~取引されています。
レコード概要
- アーティスト:Pedro Florindo Sassone(フロリンド・サッソーネ)
 - レーベル/シリーズ・カタログ番号:RCA – Serie Gloria Del Tango Argentino, RMP-5026
 - フォーマット:Vinyl, LP, Compilation, Mono
 - リリース年/国:1978年/日本
 - ジャンル/スタイル:ラテン、タンゴ
 
収録曲一覧
- A1. La Cumparsita
 - A2. El Relámpago
 - A3. A la Luz del Candil
 - A4. Rencor
 - A5. La Última Cita
 - A6. Adiós Muchachos (Vocals – Rodolfo Galé)
 - B1. El Relámpago
 - B2. A la Luz del Candil
 - B3. Rencor
 - B4. La Última Cita
 
楽曲「Adiós Muchachos」の歴史
作曲と初録音
「Adiós Muchachos」は1927年に作曲家フリオ・セサール・サンダースと作詞家セサール・フェリペ・ヴェダニの共作によるタンゴで、同年夏にアグスティン・マガルディがギター伴奏で初録音し大ヒットを記録しました。以後、世界中のタンゴ・オーケストラによって118を超える録音が行われ、スタンダードナンバーとして愛され続けています。
Sassoneによる録音
フロリンド・サッソーネは1951年11月21日に自身のGran Orquesta Típicaを指揮し、Rodolfo Galéのボーカルを迎えて「Adiós Muchachos」を録音しました。3~4人のヴァイオリン、3台以上のバンドネオン、ピアノ、コントラバスから成る典型的な編成が織りなす、リズムとメロディの対話が魅力です。
ジャケットとプレス情報
ジャケットはアルゼンチン国旗を想起させる赤と青を基調としたシンプルなデザインで、背表紙には「RMP-5026」のカタログ番号が明記されています。モノラル録音の特性を活かすため、日本国内RCAプレス工場でプレスされ、温かみのある音質が特徴です。
収録・関連コンピレーション
- The Story of Tango(1997年CD、Price Code PM 520)に本演奏が収録され、世界中のタンゴ愛好家に再発見されています。
 - Tangos De Oro(2000年CD)にも選出され、2003年以降のアンソロジー盤で再度評価が高まっています。
 
コレクターズガイド
- 市場では日本盤RMP-5026の出品が50件以上確認され、希少価値の高いシリーズ盤としてコレクション需要が続いています。
 - 購入前には盤面のキズやチリを除去し、再生前にクリーニングを行うことで最良の音質を保つことが推奨されます。
 
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