ブレッド&バター人気曲~湘南サウンドを彩った8つの名曲~

1969年のデビューシングルから1980年代のシティ・ポップやアニメ主題歌まで、ブレッド&バターが発表した世代を超えて愛される8曲をピックアップし、各楽曲のリリース背景、作詞・作曲・編曲の制作陣、歌詞やサウンドの魅力、さらにはカラオケ人気など、多角的に深掘りしてご紹介します。

代表曲選定基準

  • リリース年代:デビュー曲から1980年代後半までを網羅
  • 制作陣:橋本淳、筒美京平、細野晴臣、松任谷正隆ら豪華スタッフ参加曲
  • タイアップ:映画・アニメ主題歌、テレビ番組挿入歌など
  • カラオケ人気:JOYSOUNDで高いランキングを記録したナンバー

各楽曲詳細解説

傷だらけの軽井沢(1969年9月25日)

デビューシングル「傷だらけの軽井沢」はフィリップス・レコードからリリースされました。作詞は橋本淳、作曲・編曲は筒美京平が手がけ、兄弟デュオとしての息の合ったハーモニーと筒美らしいキャッチーなメロディが見事に融合。当時の歌謡ポップスシーンに一石を投じ、現在も再評価が続く名曲です。

マリエ(1970年4月)

2ndシングル「マリエ」は作詞・作曲を岩沢幸矢&岩沢二弓が担当し、編曲を筒美京平が手がけた作品です。フォーク色をベースにポップスの明るさを融合させたアレンジが特徴で、当時から若年層を中心に支持を獲得。以降のベスト盤にも必ず収録される定番曲となっています。

ピンク・シャドウ(1974年9月)

アルファレコード移籍後初のヒット曲としてリリースされた「ピンク・シャドウ」は、作詞を岩沢幸矢&岩沢二弓、作曲・編曲を岩沢二弓自身が担当。ノスタルジックな歌詞とメロウなギターサウンドが融合し、多くのアーティストにカバーされるほど影響力を放っています。

ホテル・パシフィック(1981年7月)

15thシングル「ホテル・パシフィック」は、作詞に松任谷由実(呉田軽穂)、作曲は岩沢二弓、編曲を松原正樹が担当。AORテイストの洗練されたサウンドが魅力で、湘南・茅ヶ崎の海辺を連想させるリゾート感あふれるギターリフは、現在もシティ・ポップの名曲として高い評価を受けています。

あの頃のまま(1979年7月)

11thシングル「あの頃のまま」は、作詞を松任谷由実(呉田軽穂)、作曲は細野晴臣、編曲を松任谷正隆が手がけた豪華布陣によるバラードです。JOYSOUNDのカラオケランキングで常に上位を獲得し、世代を超えて歌い継がれる定番ナンバーとなっています。

センチメンタル・フレンド(1987年9月5日)

25thシングル「センチメンタル・フレンド」は、作詞を岩沢二弓&田口俊、作曲は岩沢二弓、編曲を松任谷正隆が担当。切ない恋心を綴った歌詞とエモーショナルなメロディが魅力で、JOYSOUNDの人気曲ランキングでは上位にランクインしました。

さよならの贈り物(1986年11月21日)

映画『タッチ2 さよならの贈り物』の主題歌として発表された24thシングル「さよならの贈り物」は、作詞を売野雅勇、作曲を芹澤廣明が担当。青春真っ盛りの情感あふれる歌詞とメロディが多くのリスナーの心をとらえ、現在でも根強い人気を誇ります。

野生の馬(1971年4月10日)

岸部シローとのコラボ名義でリリースされた企画シングル「野生の馬」は、作詞・作曲を岩沢二弓、編曲をクニ河内が担当。テレビ番組『ヤング720』への出演をきっかけに制作されたエピソードを持ち、疾走感あふれるサウンドが若者を中心に熱狂的な支持を集めました。

以上8曲の詳細解説を通じて、ブレッド&バターが築き上げた湘南サウンドの豊かな世界をご堪能ください。


参考文献

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