四十年の軌跡と詩情を巡る―心を揺さぶる山崎ハコ人気曲徹底解剖


山崎ハコは1975年に大分県日田市出身でフォークシンガーとしてデビューし、以降40年以上にわたり独自の世界観と詩情あふれる歌詞で聴き手の心を揺さぶり続けてきた。代表的な人気曲には、1981年に公開された五木寛之原作映画『青春の門』の主題歌として発表された「織江の唄」、デビュー・アルバム『飛・び・ます』に収録された「気分を変えて」、1979年発表のアルバム『人間まがい』に収録されたホラー的要素を持つ「呪い」、1992年発売のアルバム『メンフィスまで』から環境問題をテーマにした「Blue Earth」、そして自由な飛翔を願うファースト・アルバムのタイトル曲「飛・び・ます」が挙げられる。これらの楽曲は、リリース時から多くのメディアやライブで取り上げられ、現在に至るまで多くのファンに愛されている。


織江の唄

「織江の唄」は1981年に公開された映画『青春の門』のテーマソングとしてリリースされ、五木寛之の詞に山崎ハコが曲を付けたフォーク・ナンバー。九州の炭鉱地帯を背景に、方言を交えた郷愁あふれる歌詞と情感豊かなメロディで多くの共感を呼び、以降コンサートやベスト・アルバムに欠かせない代表曲となっている。

気分を変えて

「気分を変えて」は1975年10月1日発売のデビュー・アルバム『飛・び・ます』のB面に収録された楽曲。軽快なアコースティック・サウンドと“今日は一人になりたい”と歌う日常の心情描写が印象的なポジティブ・バラードで、1990年にはロック・アレンジで再録音されシングル・リリースもされた。ライブ終盤の定番曲としてファンから熱い支持を受けている。

呪い

「呪い」は1979年5月21日発売のスタジオ・アルバム『人間まがい』に収録された異色作で、“コンコン、コンコン”と藁人形に釘を打つ不気味な描写と「悲しい自分に釘を刺せ」という強烈なメッセージを併せ持つホラーソング。石川鷹彦の緊張感ある編曲と山崎ハコの情念的なボーカルが共鳴し、深夜ラジオなどで話題を呼んだ。

Blue Earth

「Blue Earth」は1992年5月21日発売のアルバム『メンフィスまで』からの一曲で、“地球という青い星”を詠い上げながら自然破壊への警鐘を鳴らす環境讃歌。スライドギターを交えたブルース風のアレンジと、詩的に綴られた自然への想いが特長で、リリース当時から環境意識の高いリスナーに支持され続けている。

飛・び・ます

「飛・び・ます」は1975年10月1日にリリースされたデビュー・アルバム『飛・び・ます』のタイトル曲。17歳の山崎ハコが伸びやかに歌い上げるフォーク・ナンバーで、高橋久雄によるアコースティック編曲と相まって新人ながら約5万枚を売り上げるヒットとなった。自由に羽ばたく願いを込めた大作であり、現在も多くのファンに愛されている。


その他の注目曲

  • 三日月:1995年5月24日発売のシングル。十五夜を象徴するメタファーと切ないメロディが胸に響くバラード。
  • 月の沙漠:フォーク調のアルペジオが旅情を誘うミッドテンポナンバー。
  • おらだのふるさと:東北地方の民謡風アレンジが地域愛を感じさせる楽曲。

山崎ハコの楽曲は、一聴で耳を捉えるメロディだけでなく、その背景にある詩的世界が心を揺さぶります。これらの代表曲を通じて、彼女が歩んできた40年以上のキャリアと、今なお色あせないメッセージを改めて感じ取ってみてください。


参考文献

エバープレイの中古レコード通販ショップ

エバープレイでは中古レコードのオンライン販売を行っておりますので是非一度ご覧ください。
https://everplay.base.shop/

また、レコードの宅配買取も行っております。
ダンボールにレコードを詰めて宅配業者を待つだけで簡単にレコードが売れちゃいます。
是非ご利用ください。
https://everplay.jp/delivery