横山みゆきが紡ぐ情感の旋律──代表曲徹底解剖


横山みゆきは1979年9月21日に「秋止符」でデビューし、フォークの叙情性とポップの親しみやすさを併せ持つ独自の歌唱スタイルを確立しました。デビュー曲「秋止符」はオリコンで最高20位を記録し、24週にわたりチャートインを果たしました。続くセカンドシングル「紫陽花」は1980年4月21日にリリースされ、フォーク的な温もりを残しながらもドラマティックなアレンジを施した作品です。1980年9月発売のサードシングル「摂氏100度で抱きしめて」では、ポップでキャッチーなメロディが新鮮さをもたらし、自身初のオリジナル曲「夢ひとひら」は1981年1月にリリースされ、透明感のある歌声が光る一枚となりました。約12年ぶりの復帰作「雨」は1995年6月21日にCDシングルとして発表され、90年代J‑POPと叙情性を融合させたバラードとして歓迎されました。以下ではこれら代表曲を中心に、それぞれの背景・特色を詳述します。


プロフィール

横山みゆき(本名:横山美幸)は1959年10月27日生まれ、東京都練馬区出身のシンガーソングライター。1979年のデビュー以来、フォークとポップを架け橋とする多彩なレパートリーで人気を博しました。デビュー当時はラジオパーソナリティとしても活動し、詩作を趣味とするなどクリエイティブな一面を見せています。


デビューとブレイク

1979年9月21日、アリスの名曲「秋止符」を先行カバーしたデビューシングルをキングレコードからリリース。柔らかな女性的表現を加えた歌唱が注目を集め、新人ながらオリコンで最高20位、24週チャートインのロングヒットとなりました。


代表曲詳細分析

秋止符

  • リリース日:1979年9月21日
  • 作詞・作曲・編曲:谷村新司/堀内孝雄/若草恵
  • チャート成績・売上:オリコン最高20位、24週ランクイン、約17.9万枚
  • 特徴と意義:アリスのオリジナルよりも柔らかく繊細な女性的表現を前面に出し、フォークと歌謡曲の狭間に新たなポップスの可能性を示しました。

紫陽花

  • リリース日:1980年4月21日
  • 作詞・作曲・編曲:谷村新司/堀内孝雄/船山基紀
  • チャート成績:オリコン最高46位、9週ランクイン
  • 楽曲の特色:オリジナルの叙情性を踏襲しつつ、ドラマティックなアレンジが施されたフォーク・ポップの佳作です。

摂氏100度で抱きしめて

  • リリース:1980年9月
  • 作詞・作曲・編曲:松本隆/堀内孝雄/船山基紀
  • 楽曲の特色:これまでのしっとりとしたフォーク調から一転し、軽快なリズムとキャッチーなメロディを押し出したポップチューンです。

夢ひとひら

  • リリース:1981年1月
  • 作詞・作曲・編曲:岸田智史/岸田智史/若草恵
  • 楽曲の特色:自身による初の詞曲作品。透明感あるフォーク調メロディと澄んだ歌声が調和し、アーティストとしてのクリエイティビティを印象づけました。

  • リリース日:1995年6月21日
  • フォーマット:CDシングル(8cmCD)
  • 作詞・作曲・編曲:菊池圭太/若草恵
  • 楽曲の特色:90年代J‑POPサウンドを取り入れつつ叙情性を保ったバラード。約12年ぶりのシングル復帰作として歓迎されました。

横山みゆきの代表曲はいずれも「女性目線の情感」を大切にし、カバー曲では原曲へのリスペクトを示しつつ自身のフィルターで新たな命を吹き込み、オリジナル曲では作家としての顔を見せるなど、マルチな表現力が光るものばかりです。その多彩なレパートリーは同時代のJ‑Popシーンを彩り、今なお色褪せることなく聴き継がれています。

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