DIYで作る!自分だけのレコード棚完全ガイド

本記事では、LPレコードの直径や重量を踏まえた設置スペースの正確な測定方法から、適切な木材選定や工具準備、加工・組み立て、塗装・仕上げ、さらにはメンテナンスとカスタマイズまで、DIYでレコード棚を作る全工程を詳しく解説します。

1. 設置場所と設計計画

1.1 寸法測定

設置予定の壁面や床面から梁や窓枠までの高さ・幅・奥行きをメジャーと水準器で正確に測定します。
LPレコードの標準サイズは直径約310mmのため、各棚の内寸は少なくとも幅33cm×高さ35cmを確保しましょう。

1.2 収納枚数と耐荷重計算

一段あたりの収納枚数(例:50枚)とコレクション総枚数から、棚板一枚当たりへの荷重(約0.18kg×枚数)を算出します。
例えば180枚を収納すると約32kgとなるため、集成材15mm以上や二重底板構造で耐荷重を確保します。

2. 材料と工具の準備

2.1 材料選定

集成材(パインや杉など)24mm厚を柱や大きな板に、12mm厚合板を側板・背板に使用するのが定番です。
底板は2枚重ねにして24mm以上とし、板のたわみを防ぎます。

2.2 金具・備品

L字金具は16個程度用意し、棚板と柱の接合部を補強します。
コーススレッドは板厚の2倍以上の長さを選び、下穴と座繰り加工で割れを防止しましょう。
ストッパー用小板やキャスターを追加すれば、落下防止や移動性アップが図れます。

3. 加工・組み立て

3.1 木材カットと下穴加工

ホームセンターのカットサービスを利用し、板取図に従って正確に切り出します。
紙やすり(240番)で面取りを行い、研磨カスをしっかり除去してから下穴を開けます。

3.2 仮組みと本組み

側板・底板を木工用ボンドで仮固定し、重石で圧着して乾燥させます。
ボンド乾燥後、L字金具とコーススレッドでしっかりとビス止めし、強度を確保します。

3.3 仕切り板の挿入

棚板幅が1mを超える場合は、20~30cm間隔で縦仕切り板を設け、たわみを防止します。

4. 塗装と仕上げ

4.1 下地処理

240番サンドペーパーで木目に沿って研磨し、粉塵を拭き取ります。

4.2 ステイン塗装

水性ステインをハケで木目に沿わせて塗り、15分ほど乾燥させます。
好みの濃さになるまで重ね塗りし、ムラやハケ跡を確認しながら仕上げます。

4.3 クリア保護層

ウレタンニスやクリアラッカーを1~2回塗布して保護層を形成し、耐久性を高めます。

5. メンテナンスと長寿命化

半年に一度はネジの緩みや棚板の反りを点検し、増し締めや再塗装を行いましょう。
室内の湿度管理を徹底し、時折ワックスやオイルで木材を保護すると劣化を防げます。

6. カスタマイズアイデア

  • 引き出しユニットを加えてアクセサリーを収納可能にする。
  • 棚内にLEDテープライトを設置し、ジャケットをライトアップする。
  • 扉付きタイプに蝶番と取っ手を取り付け、ホコリ対策とデザイン性を両立する。

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