怨歌の女王・藤圭子が奏でる哀愁の名曲7曲紹介
藤圭子は1951年7月5日に岩手県一関市で生まれ、北海道旭川市で育ちました。1969年9月25日にデビューシングル「新宿の女」を発表すると、そのハスキーヴォイスと“怨歌”と呼ばれる哀切な歌唱スタイルで瞬く間に注目を集めました。1970年には「女のブルース」がオリコンシングルチャートで8週連続1位を獲得し、その後「圭子の夢は夜ひらく」が10週連続1位を記録。同一アーティストによる連続1位記録を18週に伸ばす偉業を達成し、1970年代前半の日本歌謡界を席巻しました。以降も「命預けます」「女は恋に生きていく」「さいはての女」「京都から博多まで」などの名曲を次々にリリースし、映画主題歌や紅白歌合戦出場といった華やかなエピソードを重ねながら、その存在感を不動のものとしました。
代表曲解説
新宿の女
- リリース:1969年9月25日
- 作詞・作曲:みずの稔・石坂正男
- 概要:夜の盛り場・新宿を舞台に、そこで生きる女性の悲哀を鋭く描いたデビュー曲。藤圭子のハスキーな歌声が聴く者の胸を打ち、累計売上は大ヒットとなりました。1970年には同名日活映画の主題歌にも起用されています。
女のブルース
- リリース:1970年2月5日
- 作詞・作曲:石坂まさを・猪俣公章
- 概要:自身初のオリコンチャート1位獲得曲。8週間連続トップを記録し、重厚な“怨歌”から一転してキャッチーなブルース調の哀愁を演出。累計売上は100万枚を超える大ヒットとなりました。
圭子の夢は夜ひらく
- リリース:1970年4月25日
- 作詞・作曲:石坂まさを・曽根幸明(園まりのカバー)
- 概要:10週間連続オリコン1位を記録し、1970年度年間チャートでも上位にランクイン。第1回日本歌謡大賞を受賞、第21回NHK紅白歌合戦に初出場を果たす代表曲です。
命預けます
- リリース:1970年7月25日
- 作詞・作曲:石坂まさを
- 概要:オリコンチャート最高位3位を記録。松竹映画『涙の流し唄 命預けます』の主題歌としても起用され、日本有線大賞スター賞など複数の賞を受賞しました。
女は恋に生きていく
- リリース:1970年10月25日
- 作詞・作曲:石坂まさを
- 概要:恋に生きる女性の心情をストレートに歌い上げたバラード。多くのベストアルバムに収録される名曲として現在も親しまれています。
さいはての女
- リリース:1971年2月5日
- 作詞・作曲:石坂まさを・彩木雅夫
- 概要:旅情と哀愁を併せ持つメロディが支持され、オリコンチャートでも上位にランクインした1曲です。
京都から博多まで
- リリース:1972年1月25日
- 作詞・作曲:阿久悠・猪俣公章
- 概要:男性を追って京都から博多へと向かう女性の情念と旅情を描写。オリコンシングルチャート20位を記録し、紅白歌合戦にも3年連続で出場しました。
ベストアルバムと配信
これらの代表曲は、2010年リリースの『GOLDEN☆BEST 藤圭子 ヒット&カバーコレクション 艶歌と縁歌』をはじめ数多くのベストアルバムに収録されています。SpotifyやAmazon Musicなど主要配信サービスでも高音質で楽しむことが可能です。
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