時代を超えて輝くORIGINAL LOVEの5大人気曲の魅力
ORIGINAL LOVEは1986年に田島貴男を中心に結成され、1995年以降はソロプロジェクトとして活動を継続しています。ロック、ソウル、ジャズ、ファンクなど多彩な要素をポップに融合させたサウンドは、渋谷系ムーブメントの中でも独自の地位を築きました。本稿では、特に人気を博した5曲――「接吻 Kiss」「プライマル」「朝日のあたる道 AS TIME GOES BY」「Words of Love」「夢を見る人」――の制作背景、タイアップ、チャート成績、演奏陣などを詳しく解説します。
人気曲解説
1. 接吻 Kiss
リリースと背景
1993年11月10日に通算5枚目のシングルとしてリリース。シンプルなグルーヴが効いたイントロからドラマチックに展開し、田島貴男の洗練されたボーカルとホーン&ストリングスが印象的な一曲です。日本テレビ系土曜グランド劇場『大人のキス』の主題歌に起用され、ドラマのラストシーンを彩りました。
チャート成績
オリコン週間シングルチャートで最高13位を記録し、15週にわたってチャートインするロングセラーとなりました。
レコーディング・メンバー
- 田島貴男(Vocals, Guitar)
- 木原龍太郎(Keyboards)
- 宮田繁男(Drums)
- 村山孝志(Guitar)
- 小松秀行(Bass)
2. プライマル
リリースとドラマタイアップ
1996年2月5日に通算8枚目のシングルとしてリリース。読売テレビ・日本テレビ系連続ドラマ『オンリー・ユー〜愛されて〜』の主題歌に起用され、ドラマとともに広く支持を集めました。
チャート成績
オリコン週間シングルチャートで最高5位を記録し、14週ランクインするヒットとなりました。
アレンジと演奏陣
イントロのストリングス・アレンジは国吉良一が担当。シンプルながら力強いロック・バラードとしての印象を持ちつつ、ソウルフルなコーラスが楽曲に深みを与えています。
3. 朝日のあたる道 AS TIME GOES BY
リリースとCMタイアップ
1994年4月27日にリリースされ、資生堂ヘアエッセンスシャンプーのTV-CMソングとして起用。キャッチーなメロディと温かみのあるアレンジが若者を中心に支持を得ました。
チャート成績
オリコン週間シングルチャートで最高12位を記録し、12週にわたってチャートインしました。
演奏陣
- 田島貴男(Vocals, Guitar)
- 木原龍太郎(Keyboards)
- 小松秀行(Bass)
- 佐野康夫(Drums)
- 三沢またろう(Percussion)
- 数原晋・村田陽一・竹野昌邦(Horns)
- 小松秀行(Bells)
4. Words of Love
リリースとCMタイアップ
1996年6月5日に9枚目のシングルとしてリリース。クラリオン「ADDZEST」カーナビゲーションのCMソングに起用され、大人のパーティーチューンとして評判を呼びました。
チャート成績
オリコン週間シングルチャートで最高20位を記録し、6週ランクインしました。
5. 夢を見る人
リリースとアルバム収録
1995年4月28日に通算7枚目のシングルとしてリリース。アルバム『RAINBOW RACE』の先行シングルとしても注目されました。
チャート成績
オリコン週間シングルチャートで最高29位を記録しました。
曲の特色
ロック、ポップス、ソウル、ファンクを融合したシンプルかつメロディアスな楽曲で、田島貴男が半年をかけて完成させた「シンプルだが美しいメロディ」が特徴です。
以上、5曲を通してORIGINAL LOVEが時代とジャンルを超えて紡いできた多彩なサウンドと、田島貴男さんが描く情感豊かな世界観をお楽しみいただければ幸いです。
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