殿さまキングス人気曲徹底解説!珠玉のヒット曲ガイド
殿さまキングスは1967年にコミックバンドとして結成され、その後歌謡コーラス・グループへと華麗に転身。1973年の『なみだの操』で約300万枚を売り上げ、続く1974年の『夫婦鏡』も150万枚以上のミリオンセラーとなる快挙を達成しました。その他、1973年の本格デビューシングル『北の恋唄』、1976年の浪漫歌謡『恋は紅いバラ』、さらには1980年代の『ハワイ音頭』『ブラジル音頭』など、多彩なジャンルを横断したレパートリーで昭和歌謡界に新風を吹き込み、1974年から1976年にかけてNHK紅白歌合戦に3年連続出場を果たしました。
なみだの操
リリースとチャートパフォーマンス
1973年11月5日発売。オリコン週間シングルチャートで1位を獲得し、1974年度年間チャートでも年間1位を記録、チャートイン62週という長期ロングヒットとなりました。
楽曲制作
作詞は千家和也、作曲は彩木雅夫、編曲は藤田はじめが担当。和演歌の上品さを生かしつつ、ブラスセクションや重厚なコーラスを効果的に配したアレンジが特徴です。
受賞・影響
第16回日本レコード大賞大衆賞、第7回全日本有線放送大賞特別賞を受賞し、以後“殿キン”の代名詞的なナンバーとして歌い継がれています。
夫婦鏡
リリースとチャート
1974年5月25日発売。オリコン週間チャート1位を獲得し、1974年度年間6位にランクイン。発売から約2週間でトップ10入り、6週目に1位を獲得しました。
制作背景
作詞・作曲は前作同様、千家和也と彩木雅夫。B面には『別れ椿』を収録し、切ないムード歌謡として高い評価を得ました。
セールスと受賞
累計約150万枚を売り上げ、日本演歌大賞など複数の賞に輝き、グループの勢いを一層加速させました。
北の恋唄
リリースとチャート
1973年3月25日発売の2ndシングル。オリコン週間チャートでは最高23位を記録し、31週にわたりチャートイン。累計売上は約18.3万枚を達成しました。
楽曲の特色
千家和也の叙情的な詞と彩木雅夫のメロディ、藤田はじめのムード感ある編曲が、北国の情景と切ない恋心を見事に描き出しています。
恋は紅いバラ
リリースとチャート
1976年9月5日発売。作詞:千家和也、作曲:佐瀬寿一、編曲:船山基紀。オリコン週間チャートで最高24位、25週にわたりランクインしました。
セールスと紅白出場
売上約15.1万枚を記録し、第27回NHK紅白歌合戦で堂々のステージ披露。ステージ衣装や演出も話題を呼びました。
ハワイ音頭
リリースと特色
1980年5月21日発売。作詞:井田誠一、作曲:利根一郎、編曲:寺岡真三。三味線や和太鼓にウクレレやスチールギターを融合させた和洋折衷のアレンジが聴きどころです。
現在の人気
オリコン上位入りは逃したものの、盆踊りや地域イベントで今も歌い継がれ、カラオケでも根強い支持を受けています。
ブラジル音頭
リリースと特色
1983年発売。作詞:井田誠一、作曲:利根一郎。サンバのリズムと日本の音頭を大胆に融合させた斬新なアレンジが魅力です。
海外での評価
国内外の盆踊りで演奏され、とりわけブラジルの日系コミュニティでも親しまれる一曲となっています。
多彩なジャンルを横断しながら、徹底したコーラスワークで昭和歌謡に新風を吹き込んだ殿さまキングス。
彼らの名曲は今なお多くのリスナーに愛され、カバーやリバイバルリリースを通じてその輝きを放ち続けています。
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