オジー・オズボーン ソロキャリアの名曲9選―制作背景とチャート成績まで
オジー・オズボーンは1979年にブラック・サバスを脱退後、1980年にソロデビューを果たし、以降50年以上にわたって数多くの代表曲を生み出してきました。多彩なメンバーとの共作により、ドラマティックで革新的なヘヴィメタルサウンドを構築しています。本コラムでは、ソロ活動の中でも特に人気の高い9曲の制作背景、チャート成績、演奏評価、社会的影響を詳しく解説します。
代表曲解説
Crazy Train
- 「Crazy Train」はオズボーンのソロデビューシングルで、1980年にアルバム『Blizzard of Ozz』からリリースされました。
- 作詞はボブ・デイズリー、ランディ・ローズとオズボーン自身による共作で、冷戦時代の核戦争への不安をテーマにしています。
- 英チャート49位、米Billboard Top Tracksチャートで9位、Billboard Bubbling Under Hot 100で6位を記録しました。
- ギターリフとソロは各誌で高く評価され、YouTube再生数は18億回を超えています。
- MLBやNFLの入場曲としても使用され、スポーツ文化にも大きな影響を与えています。
Mr. Crowley
- 「Mr. Crowley」はソロデビューアルバム『Blizzard of Ozz』から1980年にシングルリリースされました。
- イギリスのオカルティスト、アレイスター・クロウリーを題材に、ドン・エイリーのキーボード導入部が印象的です。
- ランディ・ローズのギターソロは多くの読者投票で上位に入り、ライブEP版もイギリスでチャートインを果たしました。
- ゲーム『Fallout 3』や『Guitar Hero World Tour』にも収録され、ポップカルチャーへの影響が大きい一曲です。
Bark at the Moon
- 「Bark at the Moon」は1983年に発表された同名アルバムからのファーストシングルです。
- 英シングルチャート21位、米Billboard Album Rock Tracksチャート12位を記録し、MTVでミュージックビデオがパワーローテーションされました。
- 狼男をモチーフにしたゴシックホラー的なビジュアルと演出が多くのファンを魅了しました。
- リリース当時には関連事件をきっかけに音楽表現と暴力の関係が議論を呼びました。
Over the Mountain
- 『Diary of a Madman』のオープニングトラックとして1981年に発表されました。
- Billboard Mainstream Rock Tracksチャートで最高38位となり、プログレッシヴ要素を取り入れたアグレッシブなナンバーです。
- オジー、デイズリー、カーシレイク、ローズによる共作で制作されました。
Shot in the Dark
- 1986年のアルバム『The Ultimate Sin』収録曲としてリリースされました。
- メインストリームロックラジオでトップ10入りし、Billboard Hot 100で68位を記録しました。
- MTVでヘヴィローテーションされたミュージックビデオも話題となりました。
No More Tears
- 1991年発表のアルバム『No More Tears』からのタイトル曲です。
- 米Mainstream Rock Tracksチャートで5位、Billboard Hot 100で71位、英シングルチャートで32位を記録しました。
- RIAAで4×プラチナ認定を受けるなど商業的にも大成功を収めました。
Mama, I’m Coming Home
- 同アルバム収録のバラードで、オズボーンのソロでは唯一Billboard Hot 100 Top 40入り(最高28位)したシングルです。
- Billboard Mainstream Rock Tracksチャートでは2位を獲得し、エモーショナルな歌詞とメロディが広く支持されました。
- MTVリアリティ番組『The Osbournes』内でも使用され、家族的側面とリンクした人気を博しました。
Goodbye to Romance
- 『Blizzard of Ozz』収録のバラードで、アコースティックギターとシンセによる静謐なイントロが特徴です。
- ブラック・サバスへの別れを告げるメッセージを込めて書かれた楽曲で、深い感動を呼びました。
- シングル化はされなかったものの、多くのコンピレーションアルバムに収録され、根強い人気を誇ります。
I Don’t Know
- 『Blizzard of Ozz』のオープニングトラックとして1980年に発表されました。
- オズボーン、ランディ・ローズ、ボブ・デイズリー共作による歌詞とエネルギッシュな演奏が魅力です。
- デモ段階からリー・カーシレイク参加のリハーサルを経て録音され、ライヴでも高い評価を受けています。
以上の楽曲群は、オジー・オズボーンのソロキャリアにおける多彩な音楽性とドラマティックな表現力を象徴しています。今後もこれらの名曲は、ヘヴィメタルの歴史に欠かせない金字塔として語り継がれていくでしょう。
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