作品紹介
友情と熱狂を刻む:よしだたくろう『オン・ステージ ともだち』
『オン・ステージ ともだち』は、1971年6月7日にエレックレコードから発売された、よしだたくろう初のライブ・アルバムです。東京厚生年金会館で収録された全13曲をほぼノーカットで収録し、軽妙なMCと力強い演奏が見事に融合 […]
歌謡コーラスの極み――殿さまキングス『Grand Deluxe』完全解析
本稿では、1974年にビクター音楽産業からリリースされた殿さまキングスのコンピレーションLP『Grand Deluxe』を、多角的に深掘りします。A面8曲、B面3曲の全11トラックを収録し、コミックソングからムード歌謡に […]
初期キャリアを彩る珠玉の記憶―中森明菜『BEST AKINA メモワール』徹底解説
本コラムでは、中森明菜の初となるベスト・アルバム『BEST AKINA メモワール』の魅力を多角的に掘り下げます。1983年12月21日リリースの本作は、LP・CT・CD各形態でオリコンチャートを席巻し、週間LPチャート […]
稀代の洞察―ブレンデルが描く『悲愴』ソナタの深淵
アルフレッド・ブレンデルが1975年5月にロンドンのウェンブリー・タウンホールでアナログ録音を行った『ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」』は、Philipsレーベルから1975年にLP(6500 588番)と […]
終焉の詩を紡ぐ名演:インバル&フランクフルト放送交響楽団によるマーラー交響曲第9番/第10番アダージョ
本稿では、エリアフ・インバル指揮、フランクフルト放送交響楽団(hr-Sinfonieorchester)によるマーラー交響曲第9番(および第10番アダージョ)の2枚組CD/LP盤(日本コロムビア〈Denon〉 60CO- […]
黄金の饗宴―カナロ楽団×アダ・ファルコン 第2集徹底解説
本稿では、アルゼンチン・タンゴの“女帝”アダ・ファルコン(Aída Elsa Ada Falcone、1905–2002)がフランシスコ・カナロ楽団とともに残した黄金期(1929〜1938年)の名演を厳選したコンピレーシ […]
ロジータ・キローガ最晩年の鐘の調べ ― 「Campaneando mi pasado」に込められた回顧の響き
概要 ロジータ・キローガ(本名Rosa Rodríguez Quiroga de Capiello)は1896年1月16日にブエノスアイレスで生まれ、1984年10月16日に88歳で永眠したアルゼンチンのパイオニア的タン […]
陰影と友情を奏でるタンゴ:『A Los Amigos』とポンティエ&ポデスタの軌跡
『A Los Amigos』は、アルマンド・ポンティエが作曲し、1946年にオルケスタ・フランシニ=ポンティエによってRCA Victorの78回転レコードとして初録音されたインストゥルメンタル・タンゴです。バンドネオン […]
エレキ旋風の魁:寺内タケシとブルージーンズ『エレキ!エレキ!エレキ!』
概要 寺内タケシとブルージーンズが1965年にキングレコード(SKK-150)からリリースした『エレキ!エレキ!エレキ!』は、日本のエレキ・ギター・インストゥルメンタル・ロックを代表する金字塔です。本作は世界的ヒット曲を […]
刑事ドラマの鼓動を刻む一枚──大都会サントラ総集編ガイド
1976年から1979年まで日本テレビ系列で放送された石原プロモーション制作の刑事ドラマ『大都会』シリーズ(全132話、3シーズン)のテーマ曲やBGMを網羅した2枚組LP『大都会 サウンドトラック 総集編』(Polydo […]